2022年10月の運用実績をご報告!
各指標の月間騰落率
日経平均: +6.36 %
TOPIX : +5.09 % (配当込み)+5.10%
ダウ平均: +13.95 %
S&P 500 : +7.99 %
10月の市況概況
米国では、9月ISM製造業景気指数が予想を下回り米国債利回りが低下、9月後半からの売られ過ぎの反動もあり月初は大幅上昇で始まりました(⤴)。翌週にはCPIが発表され市場予想を上回る+8.2%となったことから急落するもショートカバーを中心に大幅上昇、しかし翌日の米ミシガン大学消費者マインド指数が予想を上回り、1年先インフレ期待は5.1%と7ヵ月ぶりの上昇、次回FOMCでの0.75ポイントの利上げ観測が高まったことで大反落と激しい値動きとなりました(⤴⤵)。翌週には、決算発表が本格化するなか下方修正する企業が増えるのではとの懸念が広がりましたが、その後発表された決算は懸念されたほど悪くはなく、さらに週末には一部報道機関から11月のFOMCで「12月に利上げ幅を縮小するか」の議論がなされるのではとの観測が流れ大幅上昇(⤴)。さらに翌週には、複数のFRB高官から利上げのペースダウンを示唆する発言が相次ぎNYダウは6日連騰、S&P500も大幅上昇で月末をむかえています(⤴)。一方、アルファベット、マイクロソフトが減益、さらにメタの大幅減益が発表され、米株高を牽引したGAFAMの苦戦を認識しNASDAQ指数は戻りが鈍い状況です。今月は11月1・2日に開催されるFOMCに注目が集まりますが、市場は0.75ポイントの利上げと12月以降の利上げペースダウンが議論されると予想しているようです。
中国では、16日から中国共産党の党大会が開催され、習近平氏の3期目となる共産党総書記再任が決まりました。積極的な側近登用による人事により習氏への権力集中が鮮明となり、これによる経済停滞を懸念し上海総合指数、香港ハンセン指数は共に下落が続いています。また、中国共産党規約の改正全文が公開され「台湾独立に断固反対し食い止める」との記述が加わったことで台湾情勢の悪化も懸念せれています。
ウクライナ情勢は、クリミア大橋の爆破を機に、これまでとは異なる段階へ戦争はエスカレーション、ロシアは戦術核の使用も辞さない構えを見せています。
IMFによる世界の成長率見通しが2.7%に下方修正され、特に欧州圏の下方修正が目立っています。
英国では、トラス首相が過去最短での辞任を表明、混乱したポンドは落ち着きを取り戻しました。
この様な外部環境のなか、日本では上場企業による自社株買いが高水準で実施されており海外勢の売りを吸収、また岸田首相の所信表明演説では訪日外国人による消費拡大にも言及、市場の好需給や国内景気の回復期待により日本株の底堅さは継続するとの見方もあるなか、さらにIMFが発表した日本の成長率予想は1.6%と先進国地域の1.1%を上回る見通しを発表、日本市場は相対的に優位となっていることから下値は限定的ではないかとの声が聞かれます。一方、経済担当大臣の山際氏が辞任し後任は後藤前厚生労働大臣となるなど内閣が安定しない状況のなか、国民年金の延長などの検討が始まり、自己責任による老後へ向けた資産形成の重要性が益々高まって来ているのではないでしょうか。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「低リスク高収益高成長ポートフォリオ」でした。
月間で+6.47%、対TOPIX比では+1.37%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
運用開始からの月次パフォーマンス推移は、 ※過去の実績であり、将来を保証するものではありませ。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+5.31%、対TOPIX比で+0.21%となっています。
月間パフォーマンスの背景
10月は出遅れグロース銘柄が堅調となりました。ファクターの推移を見ても、成長性ファクター・収益性ファクターが大幅プラス、割安性ファクター・騰落率ファクターが大幅マイナスとなっており、過度に売られ過ぎたグロース銘柄へ資金が向かったことが見て取れます。
下図は10月に顕著な動きをしたファクターの推移です。月央をからグロース系ファクターの勢いが加速しています。
次はグロース系及びバリュー系ファクターの過去1年間の推移です。
金利上昇を織り込みながら徐々に回復し始めていたグロース銘柄が9月の米CPIショックにより再び軟調となりましたが10月に入ると落ち着きを取り戻し、さらに月央あたりから一部報道機関やFRB高官から利上げペースダウンを示唆する情報が出始めたことで、月末にかけて過度に売られ過ぎたグロース銘柄の上昇に拍車がかかりました。
その様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がプラス、4戦略がTOPIXをアウトパフォームする結果となりました。月間でTOPIXが+5.10%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+5.31%(配当込み)となっています。
アウトパフォームした戦略のプラス要因は、リバランスが上手く機能しウェルスウイング(Wealth Wing)の運用ポリシーであるバリュー・グロースに偏らないポートフォリオ特性を維持できたことです。アンダーパフォームした戦略のマイナス要因は、逆にリバランスでグロース系ファクターを機動的に十分高めることができず、売買コストも含めてパフォーマンスの足を引っ張ってしまいました。
10月第3週の週間運用レポートでは、
米国市場は相当分の金利上昇を織り込み、年初来安値近辺での大きな値幅による上下動が発生していることから、売り方の手仕舞いも出始めている可能性が高く、日本株においてもグロース株の下げ止まりが目立ってきています。
と記載しており、状況把握はできていたものの、それを機動的にリバランスでポートフォリオに反映できず、アンダーパフォームする戦略が出てしまいました。
今後は、より機動的にバリュー・グロースに偏らないポートフォリオ特性を維持できるよう改善して参ります。
運用開始からのパフォーマンス推移
2020年11月末(サービス開始)から2022年10月31日までの運用実績となります。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
11/8(火)に東京大学経済学部渡辺努教授をお迎えし「日米インフレ格差の要因と背景」をご解説いただきます。第二部ではウェルスウイング(Wealth Wing)のモデル開発及び運用担当者であるスマートプラス投資運用部の福田が「リスク要因が山積する今、資産を守りながら運用する方法」を解説させて頂きます。多くの方はリターンに興味をお持ちですが、リスクコントロールが資産運用において極めて重要であるといった内容をお話しさせていただきます。アプリのニュース欄に詳細情報がございますので、ご興味のある方は是非オンラインセミナーへご参加ください。
また、株式投資をこれから始めたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)をご検討してみてはいかがでしょうか。今回の様な激しい価格変動の市況環境であっても、機械的に投資判断を行うため、パニック的な市場心理に振り回されずに優良銘柄へ投資を行うことができます。
そして、リアルな口座で銘柄が入れ替わる様子をみたり、投資先から送られてくる決算報告書を読んだり、配当や税金の扱われ方を覚えたり、投資先企業を分析したりと、売買をご自身で行わなくてもかなり株式投資の勉強になります。
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手間のかかる銘柄選びや売買はまるっと任せたまま、株式投資の勉強ができるウェルスウイング(Wealth Wing)を投資教育の教材としても是非ご利用ください。
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さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
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スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
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※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。