2023年12月の運用実績をご報告!!
ごあいさつ
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
各指標の月間騰落率
日経平均: -0.07 %
TOPIX : -0.36 %(配当込み)-0.23 %
ダウ平均: +4.84 %
S&P 500 : +4.42 %
NASDAQ : +5.52 %
12月の市況概況
米国では、月初に「金融政策が好位置にある」とのウォラーFRB理事やパウエルFRB議長の発言により、金利低下期待が醸成され株式市場は上昇が続いていましたが、年内最後の連邦公開市場委員会(FOMC)が控えていることもあり、利益確定の売りに押される展開となりました(→)。翌週には、12月の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利を5.25%~5.5%とし、3会合連続で金利据え置きを決定、2024年末の政策金利見通し(中央値)を9月時点の5.1%から4.6%へ下方修正しました。米連邦準備制度理事会(FRB)は、0.25ポイントの利下げ3回(0.75ポイント)程度を見込んでいることとなりましたが、市場の過度な利下げ期待を牽制する発言もあり、楽観的すぎる市場を強く牽制しました。しかし、市場は更なる利下げを織り込む形で上昇トレンドのまま週末をむかえました(⤴)。翌週には、利益確定売りによる調整も入りましたが、新規失業保険申請者数は小幅悪化にとどまり失業保険受給者総数は減少するなど雇用環境は依然として安定していることを確認、金融引締め政策がソフトランディングで終わるのでは無いかとの期待から再び上昇しました。月末には、年内の経済指標をほぼ消化し来年の早期利下げへの期待が高まるなか、市場は上昇トレンドのまま月末をむかえています(⤴)。
中国では、米国における中国の輸入割合がメキシコに抜かれ、米中対立の影響が経済面でも出始めています。
ロシアでは、プーチン大統領が今年の総括会見で、「平和は我々が目標を達成した時に訪れる、目標は変わらない」とウクライナ侵攻の継続を表明、2024年3月の次期大統領選に向け国民に指示と団結を訴えました。
ガザ情勢は、イスラエルのネタニヤフ首相が米サリバン大統領補佐官へ「ハマスを掃討する絶対的な勝利まで戦闘を続ける決意をこれまで以上に固めている」と伝え、強硬路線を貫く構えを見せています。
この様な外部環境のなか、日本では12月7日の参議院財政金融委員会で日銀・植田総裁が今後の取り組みについて所見を問われ、「チャレンジングな状況が続いている。年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になるとも思っている」と発言、また、日銀・氷見野副総裁も「賃金から物価への波及も幾分戻ってきている」「良い方向のしるし」との認識を示し、「出口戦略は好循環の状況を良く見極め、タイミングや進め方を適切に判断する」としました。この一連の発言が、年末あるいは年初にも日銀がマイナス金利政策解除に動くのではないかとの憶測を呼び急激な円高を引き起こしました。しかし、12月18・19日に日銀・金融政策決定会合が開催され、金融緩和政策の現状維持を全員一致で決定、長短金利操作(YCC)や上場投資信託(ETF)買い入れといった措置も現状維持としました。これを受け株式市場は上昇、為替は円安に振れましたが米国の利下げ期待に相殺される形となり、円安は一時的な動きにとどまっています。政治面では、裏金疑惑により安倍派4閣僚の、松野官房長官、西村経産大臣、鈴木総務大臣、宮下農水大臣を更迭しました。後任に、官房長官・林前外務大臣、経産大臣・齋藤前法務大臣、総務大臣・松本前総務大臣、農水大臣・坂本元大臣となり、高木国対委員長、萩生田政調会長、世耕参院幹事長は辞任の意向を示しています。止まらない政権支持率の低下により、自民党は与党の座も危ぶまれるとの声も出始めました。これを受け、岸田総理が政治改革議論へ新組織の設置を表明、失った信頼の回復に腐心しています。しかし、9月まで堅調であった日本市場は政治不信を嫌う海外投資家の買い細りや不確定要素が多い金融政策の行方などにより、年後半は方向性の乏しい市場となりました。2024年も不確実性の高い要素が多くあり、予断を許さない状況が続きますが、勝率の高い運用方針を継続することで乗り切れると考えています。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「バランス型高収益高成長ポートフォリオ」でした。
月間で-0.47%、対TOPIX比では-0.24%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
この戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移は、 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で-1.52%、対TOPIX比で-1.29%となっています。
月間パフォーマンスの背景
ファクター動向
12月は、為替感応度が低い高収益企業が堅調となりました。
ファクターの推移を見ても、収益性ファクターが大きくプラスとなる一方、為替感応度ファクターがマイナスとなり、植田総裁のチャレンジング発言を機に、為替感応度が低い優良銘柄に資金が向かったことが見てとれます。
下図は12月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。
12月は、7日の参議院財政金融委員会で日銀・植田総裁が今後の取り組みについて所見を問われ、「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になるとも思っている」と発言、これを機に為替感応度ファクターが一気にマイナスとなりましたが、金融政策決定会合で火消しに回ったことで沈静化しました。
しかし、米国の利下げ期待もあり、円安は一時的なものとなり、為替感応度ファクターもマイナスのまま月末をむかえました。円高に強い銘柄は高収益の企業が多く、結果として収益性ファクターはプラスとなっています。
次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。
2023年9月までは、明確なバリュー優位の市況環境が続いていましたが、10月をボトムに劣勢が続いていたグロース系ファクターが堅調となっています。
しかし、一気にバリュー劣位・グロース優位の二極化には反転しておらず、バリュー・グロースによる物色傾向が薄まるなか、短期売買を中心とした個別銘柄物色が中心となりました。
パフォーマンス
その様な市況環境のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がマイナスとなり、全戦略がTOPIXをアンダーパフォームする結果となってしまいました。
月間でTOPIXが-0.23%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは-1.52%(配当込み)となり、市場平均を上回ることができませんでした。
全戦略が市場平均をアンダーパフォームした要因は、
バリュー要素である「割安・高配当」特性がマイナスに寄与、さらに大きく市場平均から露出している予想修正サプライズファクターもマイナスとなり、
グロース要素である「高収益・高成長」特性のプラスでこれらをカバーすることができなかったことです。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。 ※特性は戦略毎に若干異なり、例図は今月トップパフォーマンスであった戦略のポートフォリオ特性です。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロースに偏らない、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性をブレずに維持する運用
を行っています。
※グロース系の「収益性・成長性」及びバリュー系の「割安性・株主還元性」は、同じ系列内でどちらかがマイナスとなる場合もありますが、トータルでバリュー系・グロース系が偏らないようなポートフォリオを構築しています ※財務健全性は投資対象をプライム市場に絞っていることで担保されていると考えているため、プライム市場の平均値よりマイナスとなる場合もありますしかし、最もパフォーマンスが良かった戦略でも、割安性ファクターがアンダーウエートであったものの、株主還元性ファクター及び予想修正サプライズファクターが大きく露出していたためアウトパフォームできませんでした。
11月に続き12月もファクターが市場に与える影響が小さくなる一方、ファクターでは説明しきれない個別銘柄が持つ材料で市場が動く傾向が強くなり、さらに、12月は年末の休暇シーズンに入り方向感の無い市況環境となったため、ファクターによるアルファを得にくい状況となりました。
しかし、この様な傾向は循環しており、再びファクターによる説明力が高まる環境が来るため、コストのかかる短期売買が中心となる市場に合わせるのではなく、勝率の高い運用を継続することが、実は安定した運用成績に繋がる
と考えています。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロース偏重、業種偏重、為替感応度偏重が起こらないよう制約をかけながら、年率約13%程度のぶれに収まるよう銘柄分散を行いつつ、
「高収益・高成長・業績上方修正・高配当・割安」といった、個別企業が持つ優位性にフォーカスした「勝率の高い投資を自動で継続」する資産運用サービス
です。
「感情に左右されやすい人間」には難しい「一貫した運用」をテクノロジーを駆使し自動で行います。
これにより、損失を取り戻す力を示す「ソルティノ・レシオ」が非常に高い運用を、サービス開始から実現しています。
そのため、損失が多くなっている時に資金を投入し、逆に利益が多くなっている時にヘッジ機能を利用する等、
逆張り思考で運用を行うと効率的な資産形成に繋がる
のではないでしょうか。
運用開始からのパフォーマンス推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年12月末までの運用実績です。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報利用料・税金・売買コスト等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※実際にお客様へご提供した、モデルポートフォリオをもとに算出しています
運用開始からの利益口座比率の推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年12月末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出。
12月末時点の利益口座比率:78.5%(前月比 -8.3%)
下図は、現在当サービスをご利用されているお客様の「運用利回りと運用日数」の関係を示したグラフです。
運用日数が長いお客様ほど運用利回りが高くなっていることが見て取れます。
※運用利回り=(コストを含む実現損益÷投資元本)で算出。投資元本=(直近の運用資産総額-コストを含む実現損益)
※途中の入出金は考慮せず。そのため、大きな±利回りは外れ値とし、上下10データポイントを除外
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。
市況環境やご入金のタイミングにより、運用間もないお客様は一時的にマイナスとなる場合も多々あります。しかし、グラフが示す通り、長期で運用をおこなうことで、多くのユーザー様が高い利回りを実現しております。
少なくとも1年程度は運用を継続して頂き、資産形成に役立つかをご判断頂ければ幸いです。
Twitterでも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。
Twitterアカウント: @wealth_wing
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プライム市場だけで約1600銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。
詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。 ※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。 ※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。商号等:株式会社スマートプラス 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号 加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会 <重要事項> ■口座開設・お取引に関するご留意事項 ・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。 ・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。 ・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。 ・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。 ・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。 ・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。 ・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。 ・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。 ・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。 ■投資一任契約に関するご留意事項 ・スマートプラスと投資一任契約を締結した際には、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。 ・当社がお客様と締結する投資一任契約に基づき投資運用を行うもので、投資元本は保証されるものではなく、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。 ・投資対象は、値動きのある国内の有価証券等となりますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。 ・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。 ・投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。 ・表示される過去の運用成績については将来の運用成果を保証するものではありません。