目次
各指標の月間騰落率3月の市況概況月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?3月の予想配当利回りについて月間パフォーマンスの背景運用開始からのパフォーマンス推移運用開始からの利益口座比率の推移

2023年3月の運用実績をご報告!!

Wealth Wing(ウェルスウイング) の月間実績

各指標の月間騰落率

日経平均: +2.17 %
TOPIX  : +0.51 %(配当込み) +1.70 %

ダウ平均: +1.89 %
S&P 500 : +3.51 %
NASDAQ : +6.69 %

3月の市況概況

 米国では、足元の経済指標が堅調なことから「引締め政策の長期化」が意識され上値の重い展開が続いていましたが、2月ISM製造業景気指数が4ヵ月連続で50を割ったことで利上げスピードの鈍化を期待、月初は上昇からのスタートとなりました(⤴)。しかし、翌週にはパウエル議長の議会証言があり、3月FOMCで利上げ幅を拡大する可能性に言及、さらに週末に米銀SVBが破綻したことで市場は大幅下落となりました(⤵)。これに加え翌週は他の金融機関の破綻やクレディスイスの経営不安も表面化し金融不安が広がりましたが各国の迅速な対応により一旦沈静化、流動性供給局面に強い大型グロース株が堅調となりNASDAQを中心に上昇に転じました(⤴)。翌週の3月FOMCでは0.25ポイントの利上げを決定、政策金利の誘導目標も4.75%~5.0%と前回比+0.25ポイントとしました。声明文では「継続的な利上げが適切」との文言が削除されたため、市場は近く利上げが終了するのではとの思惑から上昇となるも、パウエル議長の「年内の利下げは見込んでいない」との発言やイエレン財務長官が「預金の全面的な保険や保証に関することを検討したり議論したりしていない」と発言したことにより市場は下落に転じました。しかし、市場では利上げ打ち止めムードが醸成されはじめており週間を通してはプラス圏に留まりました(⤴)。月末にかけては、一連の金融不安の発端となった米銀SVBへのファースト・シチズンズ・バンクによる買収が合意に至り、またバイデン大統領は中堅銀行に対する規制強化を当局に要請する方針を発表するなど金融不安は一先ず沈静化に向かい、さらに一連の銀行破綻は利上げに匹敵するインフレ抑制効果を発揮しているとの見方もあり、年末から来年にかけての利下げを織り込みむ形で市場は大幅上昇で月末をむかえています(⤴)。しかし、FRB関係者の多くはインフレ率は依然として高水準のままであり、引き締め策は「より高く、より長く」する必要があるとの認識を示す等、楽観的な市場に警鐘を鳴らしています。

 中国では、全人代で副首相・閣僚が選出され、3期目となる習近平指導部の新体制が始動しました。急激な減少を見せる海外からの直接投資や中国株式市場からの資金流出といった状況下で、どの様に成長目標を達成できるかに注目が集まります。

 台湾では、蔡総統が米国を訪問し民主主義の道を進むことを強調、一方で馬英九前総統が同時期に中国を訪問し「一つの中国」の重要性を強調しました。そういったなか、バイデン大統領は2回目となる民主主義サミットを開催、中国やロシアが経済面・軍事面で影響力を拡大するアフリカ諸国への関与を強める狙いがあります。 

 ウクライナでは、西側諸国から主力戦車であるレオパルト2が大量に供与され、世界各地で民主主義と民族主義の対立が深刻化しています。

 この様な市況環境のなか、日本では新型コロナが「5類」扱いとなりアフターコロナ消費が活発化、中国を除くアジア・アメリカの訪日観光客数もほぼ回復し国内景気は正常化へ向かっています。春闘では大手企業の満額回答が相次ぎ、さらに中小企業にも賃上げが波及し始め、あらゆる層で賃金上昇が起きています。インフレに苦しむなか、賃金上昇に加え、低所得世帯への給付金も決まり、物価高騰に対応できる環境も整いつつあります。金融面では、参院本会議で日銀人事案が採決の運びとなり緩和政策継続の考えを示している植田新体制に期待がかかります。政治面では、積極的な外交を行う岸田総理の評価が上がると共に政権支持率も上昇、広島サミット後の早期解散の臆測も出始めています。この様に、日本市場を取り巻く環境は、コロナ渦からの景気回復、物価高対策と賃金上昇、金融政策の継続、政権支持率上昇による政治の安定、上場企業の収益性向上を求める市場からの圧力等、好材料が整いつつあり、今後の日本株上昇に期待がかかります。

月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?

この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「高効率高成長ポートフォリオ」でした。
月間で+2.30%、対TOPIX比では+0.60%となり、TOPIXをアウトパフォーム!! 運用実績トップ3

運用実績トップのグラフ

この戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移は、 運用実績トップのグラフ2 ※過去の実績であり、将来を保証するものではありませ。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。

 ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+1.62%、対TOPIX比で-0.08%となっています。

3月の予想配当利回りについて

 3月は決算期末の企業が多いため、3月30日の配当落ちにより運用損益額が一時的に減少いたします。しかし、2ヵ月~3ヵ月後には、ご指定頂いた配当金受け取り口座へ以下の金額が振り込まれます。

各戦略の予想配当利回りは以下となっております。
※3月29日の権利付き最終日引値で計算した利回り

コード戦略名予想配当利回り
P01財務健全高収益高成長ポートフォリオ2.73%
P02バランス型高収益高成長ポートフォリオ2.81%
P03積極投資型高収益高成長ポートフォリオ2.04%
P04高効率高成長ポートフォリオ2.09%
P05高成長高キャッシュフローポートフォリオ2.23%
P06財務健全高キャッシュフローポートフォリオ2.17%
P07低リスク高収益高成長ポートフォリオ2.84%
P08低リスク高企業価値ポートフォリオ2.76%
全戦略平均2.46%

受け取り配当金額の計算方法については、
こちらをご参考ください ⇒ 2023年3月の配当についてのご報告!!

月間パフォーマンスの背景

 3月は、米銀SVBの破綻以降、高収益・高成長かつ財務健全な銘柄が相対的に堅調となりました。ファクターの推移を見ても、財務健全性ファクター、収益性ファクター・成長性ファクターがプラスとなっており、金融不安時に強い「キャッシュを稼ぐ力」のある高収益・高成長・財務健全な銘柄へ資金が向かったことが見て取れます。 月間ファクターリターン

下図は3月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。 ティピカルなファクター  一貫して財務健全性ファクターがプラスとなり、収益性ファクター及び成長性ファクターも米銀SVB破綻以降はプラスで推移しました。逆に、割安性ファクター及び株主還元性ファクターは破綻以降に急落しましたが、事態沈静化と共に緩やかな戻りに転じています。

次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。 ティピカルなファクター  2月はバリュー系ファクターが非常に強い動きを見せていましたが、3月は米銀SVB破綻を機にバリュー系ファクターが急落する一方、グロース系ファクターが堅調となりました。今回の金融不安は金利引き上げに匹敵するインフレ抑制効果があると見る向きもあり、市場は利上げ打ち止めを織り込みはじめています。そのため、金利上昇に強いバリュー株は金融不安をきっかけに状況が一転しましたが、タカ派姿勢を緩めないFRBは引締め策を長期化する可能性もあり、単純なグロース優位とはなっていません。

 下図は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がウォッチしているファクターの一つ、「営業CF有利子負債比(予想1期)」です。 ティピカルなファクター  米銀SVB破綻前後から急上昇し、金融不安沈静化後も高止まりしている状況です。足元の市場はショートカバーによる反発はあったものの、未だリスクオンにはなり切れていな状況が見て取れます。この様に現状は単純なグロースではなく、消去法的な選択によりハイクオリティ・グロース銘柄が相対的に優位な状況となっています。

その様な市況環境のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がプラスとなり、8戦略中5戦略がTOPIXをアウトパフォームする結果となりました。月間でTOPIXが+1.70%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+1.62%(配当込み)となっています。

8戦略中5戦略が市場平均をアウトパフォームした要因は、
ウェルスウイング(Wealth Wing)の、バリュー・グロースに偏らない、「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性を維持する運用により、バリュー要素の「割安・高配当」特性が軟調となる一方でグロース要素の「高収益・高成長」特性が堅調となり、互いを補完する形となったためです。

具体的に確認して行きましょう。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。※戦略毎に若干異なります リスク特性

 グロース要素の「高収益・高成長」特性とバリュー要素の「割安・高配当」特性がバランス良く市場平均よりも大きく露出していることが見て取れます。

 下図は、直近1年間のグロースファクターとバリューファクターの推移です。オレンジ面は、両者を均等に保有し分散投資した場合の推移です。
リスク特性

 ウェルスウイング(Wealth Wing)のバリュー・グロースに偏らないポートフォリオ特性は、オレンジ面に近い安定的な収益を実現しています。

一方、3戦略が市場平均をアンダーパフォームした要因は、
基本バリュー・グロースに偏らない運用を行っているものの、3月は配当利回りを高めるリバランスが行われたことで、バリュー要素である「割安・高配当」特性の露出が若干大きくなったため、金融不安によるバリュー売りの影響を受けてしまいました。しかし、配当取りが終わった後は、グロース要素を高めながらバリュー・グロースに偏らない運用へ再び戻る運用モデルとなっているため、効率的な再投資が行える仕組みとなっています。

 下図参考画面の資産推移グラフでは、3月30日の配当落ちで損失となったように見えますが、これは2~3ヵ月後に振り込まれる配当金額分が凹んでいる状況を示しています。配当落ちを仮に考慮した場合は、青い点線矢印が資産推移となりますので、金融不安で下落した分の半分程度まで回復していることが見て取れます。
(参考画面) アプリ画面 ※将来を保証するものではありません

今回の様な、

「市場が全面的に急落する局面で重要なことは、大きな損失を被らないこと」であり、
そのためには丁寧なリスクコントロールが重要となります。

 銀行株や高配当銘柄へ偏った投資をされていた方は、今回の金融不安による暴落で「損失確定の投げ売り」をせざるを得ない状況となってしまった方もいらっしゃいます。

 しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)では基本的に、予測が難しいマクロ要因からの影響を受け難くするため、「バリュー・グロース」及び「内需・外需」に関しては市場に対してニュートラルとしており、さらに「業種偏重」しないよう業種に関しても適切な業種分散を行っています。

 これにより、マクロ要因からの影響を最小限にしつつ、個別銘柄固有の優位性(好業績・割安・高配当・上方修正サプライズ等)から得られる超過リターン(アルファ)だけを狙う効率的な運用を可能にしています。

 この様な運用は、個人にはほぼ実現できない高度なデータサイエンスとポートフォリオマネジメント技術が必要となりますが、

ウェルスウイング(Wealth Wing)なら

「丸っとお任せ見ているだけ」

で高度な運用を手にすることが可能です。

運用開始からのパフォーマンス推移

ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年3月31日までの運用実績となります。

グラフの各戦略ポートフォリオの「凡例をクリック」すると、詳細を確認することができます

※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報料及び税金等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※上記パフォーマンスは、実際にお客様へ配分したポートフォリオをもとに算出しています

長期運用においては、今回の様な市場全体を揺るがす局面は度々起こります。

しかし、ブレずに「丁寧なリスクコントロールで、勝率の高いファクターへ投資し続ける運用」を継続することが重要ではないでしょうか。

 一方、急騰による過熱局面や米銀SVBに関する報道の初報でスマートヘッジを上手く利用されている方は、今回の大幅下落でも損失を軽微に回避されています。

スマートヘッジにご興味がある方は、こちらのコラムをご参考ください。
=> リスク要因が山積する今、資産を守りながら運用するには

運用開始からの利益口座比率の推移

ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年3月31日までの利益口座比率の推進です。 利益口座比率 ※こちらは、各種コスト込みの実現損益から算出しています。

3月末時点の利益口座比率:81.1%

 配当金が実際に運用口座に振り込まれるのは2~3ヵ月後となるため、上記利益口座比率は3月30日の配当落ち分を含んでおりません。よって、配当落ち分が含まれないため、利益口座比率が低くいまま改善されていないように見えていることをご理解いただけると幸いです。

適宜情報を開示しておりますので、こちらもご参考ください。
Twitterアカウント: @wealth_wing

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プライム市場だけでも約1800銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。

 さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。

 この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。

 また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる

「極めて透明性の高い資産運用サービス」

となっています。

さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用し、ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資してみてはいかがでしょうか。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。

スマートプラス 投資運用部

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※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。  
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