先週の運用実績を解説(2025年 9/8~9/12)

各指標の週間騰落率
日経平均: +4.07 %
TOPIX : +1.78 %
ダウ平均: +0.95 %
S&P 500 : +1.59 %
NASDAQ : +2.03 %
週間市況概況
米国
先週の米国市場は、FRB(連邦準備制度理事会)の早期利下げ期待が主要テーマとなりました。予想を大幅に下回る雇用統計の年次改定と生産者物価指数(PPI)の予想外の低下がその期待を大きく後押しし、市場は活況を呈しました。一方で、トランプ政権によるFRBへの政治的介入懸念やインフレ再燃リスクも意識されました。 週前半、9月8日のニューヨーク株式市場では、労働市場の減速が明確になったことで次回FOMC(連邦公開市場委員会)での0.5ポイント利下げ観測が浮上し、ダウ、ナスダック、S&P500が揃って反発、ナスダックは最高値を更新しました。半導体株が市場を牽引し、ネット証券大手も急騰。翌9日には米国労働省が非農業部門雇用者数を91万1千人もの大幅下方修正を発表し、FRBの利下げ圧力が一段と強まる中、NY市場は3指数とも続伸し最高値を更新しました。AI関連銘柄も活況で、OracleはOpenAIとの大型契約報道で株価が急騰しました。一方、Appleは新型iPhone Airを発表したものの、AI対応の遅れが指摘され、株価は軟調に推移しました。
週後半、10日に発表された8月の生産者物価指数(PPI)が予想に反して前月比0.1%低下したことは、インフレ圧力の緩和を示唆し、利下げ期待をさらに高めました。11日のNY市場では、8月の消費者物価指数(CPI)が市場予想内で推移したこと、および新規失業保険申請者数の増加が確認されたことで、利下げ観測は一層強まり、ダウ、ナスダック、S&P500の3指数が揃って最高値を更新しました。これに伴い、10年債利回りは一時3.99%と約5ヶ月ぶりの低水準に低下しました。Oracleの株価はOpenAIとの44兆円規模のクラウド契約が確認されたことで急騰し、AI関連株への投資意欲が示されました。また、高金利環境下で割安に放置されてきた中小型株が大型株をアウトパフォームする動きも見られました。一方、トランプ政権によるFRBクック理事の解任差し止め命令に対する控訴など、FRBの独立性に関する懸念も浮上しました。
日本
先週の日本市場は、石破総理の辞任表明を受けた自民党総裁選の動向と、米国の利下げ期待が主要な価格変動要因となりました。米国株の最高値更新に牽引され日経平均株価も上昇しましたが、その一方で国内政治の不透明感や財政規律への懸念も意識されました。
週前半、9月8日の東京株式市場では、石破総理の辞任表明を受け、次期政権による財政拡張政策への期待から日経平均株価が625円高の大幅高となりました。高市経済安全保障大臣の政策方針と関連する防衛関連や原発関連銘柄も物色され、為替市場では国内政治の不透明感から円安ドル高が進行し、一時1ドル148円50銭台をつけました。翌9日には、日経平均株価は一時取引時間中の最高値4万4185円を更新しましたが、過熱警戒による利益確定売りの広がりや、米国雇用統計の年次改定による下方修正期待から1ドル146円台へと円高が進行し、最終的にはマイナスで引けました。また、自民党総裁選は、国会議員と党員・党友が参加する「フルスペック型」で10月4日投開票と正式決定されました。
週後半、9月10日の東京株式市場では、前日の米国株高の流れを受け、日経平均株価が3週間ぶりに史上最高値を更新し、4万3837円で取引を終え、また、AI関連銘柄が牽引役となりTOPIXも最高値を更新しました。7-9月期法人企業景気予測調査では、大企業の景況感がプラスに転換し、AI向け半導体関連の需要増加が製造業を牽引したことが示されました。11日には、米国オラクルの好決算に連動しソフトバンクグループが急騰、AI関連銘柄が相場全体を押し上げ、日経平均は史上初の4万4000円台(4万4372円)に到達しました。上昇要因は、海外投資家による米国一極集中からの資産分散や、AI投資の強い需要が背景にあると見られています。12日も、日経平均は米国市場のAI関連株上昇の流れを受け、東京エレクトロン、アドバンテスト、ソフトバンクグループといった銘柄に買いが集まり、3日連続で最高値を更新し、4万4768円で引けました。日銀の利上げ局面でも日本株は堅調に推移すると見るむきもありますが、AI関連株のバブル懸念も指摘されました。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、Wealth Wing(ウェルスウイング)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「高成長高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
週間で+1.54%、対TOPIX比では-0.24%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
・パフォーマンストップ戦略の過去1年間の日次パフォーマンス
・パフォーマンストップ戦略の運用開始から前月までの月次パフォーマンス
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
Wealth Wing(ウェルスウイング)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で+1.06%、対TOPIX比で-0.72%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週は、価格変動リスクの高い大型グロース株が堅調となりました。
ファクターリターンを見ても、収益性ファクター・成長性ファクター・ヒストリカルボラティリティファクター・規模ファクター・流動性ファクターがプラスとなる一方、割安性ファクター・株主還元性ファクターがマイナスとなり、
日経平均やTOPIXが高値を更新するなか、指数寄与度の高い大型グロース株へ資金が向かったことが見て取れます。
その様な市況環境のなか、 Wealth Wing(ウェルスウイング)がご提供している全ての戦略がプラスとなるも、全戦略がTOPIXをアンダーパフォームする結果となりました。
8戦略の平均リターンは+1.06%と市場平均の+1.78%を下回りました。
8戦略が市場平均をアンダーパフォームした理由は、
ポートフォリオが持つグロース要素である「高収益・高成長」特性がプラスに寄与するも、バリュー要素である「割安・高配当」特性がグロース要素のプラスを上回る大きなマイナスとなったことです。
日経平均やTOPIXが高値を更新していますが、6月末から9月第1週まで続いた市場全体の底上げにつながった質の良い上昇とは異なり、先週の上昇を牽引した銘柄群は指数寄与度の高い一部の大型・値嵩株であり先物主導の上昇でした。
9月のメジャーSQを週末に迎えるなか、思惑的な先物売買が活発化したようです。
本レポートで度々言及しておりますが、
価格変動の大きなハイリスク銘柄は一時的爆発力はありますが、大きな価格変動は長期運用においては複利効果を棄損する要因となるため、ハイリスクは避けるべき特性です。
また、メジャーSQ前の指数の急激な上下動はファンダメンタルズを無視した思惑的な売買となることが多く、値動きにつられて投資すると思わぬ結果になることもあります。
値動きの良い銘柄を見ていると、「自分は出遅れているのではないか?」と感じてしまうものですが、ハイリスク銘柄の動きに踊らされず、淡々と本質的価値のある銘柄群に投資し続けることが長期運用にとっては重要と考えています。
Wealth Wing(ウェルスウイング)は、長期運用で資産形成を行う安定運用を目指しており、目先の大きな価格変動に振り回されることなく、本質的価値のある「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」×「好業績」のポートフォリオ特性を維持し続ける勝率の高い運用を継続しています。
この様に丁寧なリスクコントロールを絶えず続けることが、長期投資においては、高い安定性に繋がると考えています。
これを実現するには、日々変化する株価や企業業績を考慮し、リスク・リターンを制約付きで最適化する必要があるため、高度なデータサイエンスとポートフォリオマネジメント技術が必要となります。
しかし、この様な運用は個人にはほぼ実現できないのではないでしょうか?
Wealth Wing(ウェルスウイング)なら
「丸っとお任せ、見ているだけ」
で高度な運用を手にすることが可能です。
運用開始からのパフォーマンスの推移
Wealth Wing(ウェルスウイング)の2020年11月末(サービス開始)から2025年8月末までの月次運用実績となります。
グラフの各戦略ポートフォリオの「凡例をクリック」すると、詳細を確認することができます
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報料及び税金等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※上記パフォーマンスは、実際にお客様へ配分したポートフォリオをもとに、配当込みリターンを用いて算出しています
運用開始からの利益口座比率の推移
Wealth Wing(ウェルスウイング)の2020年11月末(サービス開始)から先週末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出
先週末時点の利益口座比率:99.7%(前週比 ±0%)
X(旧Twitter)でも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。
X(旧Twitter)アカウント: @wealth_wing
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プライム市場だけで約1600銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、Wealth Wing(ウェルスウイング)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
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となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、Wealth Wing(ウェルスウイング)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。
商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会
<重要事項>
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・お取引に関するご留意事項
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・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。
・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。
・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。
・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。
・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
■投資一任契約に関するご留意事項
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・当社がお客様と締結する投資一任契約に基づき投資運用を行うもので、投資元本は保証されるものではなく、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。
・投資対象は、値動きのある国内の有価証券等となりますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。
・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。
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