2024年3月の運用実績をご報告!!
各指標の月間騰落率
日経平均: +3.07 %
TOPIX : +3.47 %(配当込み)+4.44 %
ダウ平均: +2.08 %
S&P 500 : +3.10 %
NASDAQ : +1.79 %
3月の市況概況
米国
・3月第1週 米連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長の議会証言を控えるなか、様子見となり週初は軟調に推移。しかし、議会証言で「今年のある時点で利下げに転じるのが適切」と発言したことで安心感が広がり上昇。その後、「利下げの時期はそう遠くない」との発言もあり、大型ハイテク株を中心に買戻しの動きとなるも続かず、急上昇が続いていた半導体株を中心に利益確定の売りが広がり下落(⤵)
・3月第2週 主要なインフレ指標が次々と発表され、2月の期待インフレ率の1年先中央値は若干上昇、2月の消費者物価指数(CPI)は前年比+3.2%と予想を上回り1月から伸びが再加速、2月の生産者物価指数(PPI)は前年比+1.6%とこちらも予想を上回る結果となり、主要なインフレ指標が相次いで予想を上回ったことで長期金利の上昇が続き、主要ハイテク株は軒並み売り優勢となり3指数揃って下落(⤵)
・3月第3週 19・20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利の誘導目標を5.25%~5.5%とし5会合連続据え置きを決定。また、政策金利見通し(中央値)も前回と変わらず2024年末4.6%とし年内0.75%の利下げを3回行う見通しを維持、会合後の会見では「傾向は変わっていない」「インフレ率は目標の2%に向けて徐々に低下している」との認識を示し、今回のFRBの決定は市場予想とほぼ同じであったことから市場は安堵、3指数揃って史上最高値を更新(⤴)
・3月第4週 NYダウ・S&P500・NASDAQの3指数が史上最高値水準となるなか利益確定の売りが優勢となり、さらにFRBのウォラー理事やパウエル議長が相次いで「力強い経済成長が見られる」「利下げは急ぐ必要はない」との見解を示したことでNASDAQはマイナス、NYダウ・S&P500は小幅上昇(→)
他国
・ロシアでは、大統領選挙が行われ、プーチン氏が圧勝。
・中国では、全国人民代表大会(全人代)が開催され、今年のGDP成長率目標を昨年と同じ5%に据え置く一方、防衛費は前年比+7.2%の約34兆円と過去最大とし軍拡路線を鮮明化。一方、地方インフラ開発が次々と頓挫し地方政府の財政が緊迫しているとの分析もあるなか、2024年1-2月の不動産開発投資額が約24兆5000億円と-9.0%となり、2023年同時期の-5.7%から拡大、不動産市況の冷え込み続く。
日本
春闘の賃上げ要求が平均5.85%と30年ぶりに5%を超える水準となるなか、賃上げ要求満額の解答が相次ぎ、賃上げ率が33年ぶりの高い水準となりました。その後に開催された日銀金融政策決定会合で、これまでの大規模な金融緩和策を変更、マイナス金利政策を解除することを決定しました。日銀による利上げはおよそ17年ぶりとなり、ETF・REITの新規購入も終了しました。しかし、国債の買い入れはこれまでと同じ程度継続するとし、緩和政策からの転換となったものの、急激な金利上昇に繋がるわけではなく正常化へやっと歩みだしたと市場はポジティブに反応、為替は円安、株式市場は大幅上昇しました。その後、さらに円安が進行、33年8カ月ぶりの円安水準となり、財務省・政府・日銀の3者会合が緊急で開かれることとなりました。政治面では、岸田総理が派閥の政治資金事件受け、処分の検討を指示しましたが、日経世論調査では内閣支持率26%(+1P)不支持66%(-1P)と前回からほぼ横ばいとなっており、党内からは不満が高まる一方、支持率は低迷したままとなっており、岸田政権の土台は大きく揺らいでいます。しかし、海外投資家の日本への期待は続いており、賃金上昇・金融正常化・デフレ脱却・サプライチェーン再構築等これまでとは異なる変化に期待したいところです。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「低リスク高収益高成長ポートフォリオ」でした。
月間で+5.53%、対TOPIX比では+1.10%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
・実績トップ戦略の年間推移
・実績トップ戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+4.36%、対TOPIX比で-0.08%となっています。
3月の予想配当利回りについて
3月は期末決算の企業が多いため、3月28日の配当落ちにより期末配当分が運用損益額から一時的に減少いたします。しかし、2ヵ月~3ヵ月後には、ご指定頂いた配当金受け取り口座へ以下の金額が振り込まれます。
各戦略の予想配当利回りは以下となっております。 ※3月27日の権利付き最終日引値で計算した利回り
コード | 戦略名 | 予想配当利回り |
---|---|---|
P01 | 財務健全高収益高成長ポートフォリオ | 1.74% |
P02 | バランス型高収益高成長ポートフォリオ | 1.83% |
P03 | 積極投資型高収益高成長ポートフォリオ | 1.92% |
P04 | 高効率高成長ポートフォリオ | 1.86% |
P05 | 高成長高キャッシュフローポートフォリオ | 1.90% |
P06 | 財務健全高キャッシュフローポートフォリオ | 1.82% |
P07 | 低リスク高収益高成長ポートフォリオ | 1.79% |
P08 | 低リスク高企業価値ポートフォリオ | 1.84% |
全戦略平均 | 1.84% |
受け取り配当金額の計算方法については、 こちらをご参考ください ⇒ 2024年3月の配当についてのご報告!!
月間パフォーマンスの背景
ファクター動向
3月は、円安メリットの高い中小型のバリュー株が堅調となりました。
ファクターの推移を見ても、割安性ファクター・株主還元性ファクター・為替感応度ファクターが大きくプラスとなり、3月のメジャーSQを越え、指数寄与度の高い銘柄群から出遅れていた中小型の割安・高配当銘柄に資金が向かったことが見てとれます。
下図は3月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。
2月は翌月のメジャーSQに向け、指数寄与度の高い高収益・財務健全な半導体銘柄を中心に上昇しましたが、3月はSQ後から真逆の動きとなり、収益性ファクター・財務健全性ファクターがマイナスとなる一方で、割安性ファクター・株主還元性ファクターがプラスとなったことが特徴的でした。
次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。
3月は、再びバリュー系ファクターが優位となりました。
指数の史上最高値更新を牽引した半導体を中心とするグロース株から、円安メリットの高いバリュー株へシフトした結果と考えています。
パフォーマンス
その様な市況環境のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略が大幅なプラスとなり、4戦略がTOPIXをアウトパフォームする結果となりました。
月間でTOPIXが+4.44%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+4.36%(配当込み)となり、市場平均をわずかに下回りました。
4戦略が市場平均をアウトパフォームした要因は、
バリュー要素である「割安・高配当」特性がプラスに寄与したことに加え、市場平均からアンダーウエートしている財務健全性ファクターも大きくプラスに寄与したことです。
残り4戦略が市場平均をアンダーパフォームした要因は、
プラスに寄与した割安性ファクターが市場平均並みであったことに加え、市場平均から大きくオーバーウエイトしている収益性ファクターがマイナス寄与となり足を引っ張ったことです。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。 ※特性は戦略毎に若干異なり、例図は今月トップパフォーマンスであった戦略のポートフォリオ特性です。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロースに偏らない、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性をブレずに維持する運用
を行っています。
※グロース系の「収益性・成長性」及びバリュー系の「割安性・株主還元性」は、同じ系列内でどちらかがマイナスとなる場合もありますが、トータルでバリュー系・グロース系が偏らないようなポートフォリオを構築しています ※財務健全性は投資対象をプライム市場に絞っていることで担保されていると考えているため、プライム市場の平均値よりマイナスとなる場合もあります上図の最もパフォーマンスが良かった戦略は、バリュー要素である「割安・高配当」特性が市場平均よりもオーバーウエイトしている一方、財務健全性ファクターはアンダーウエートとなっており、3月の市況環境に適したポートフォリオ特性となっていました。
2月のレポートでは以下のように記載しました。
安定した上昇トレンドにある銘柄は、一般的には価格変動リスクが低い傾向がありますが、足元の上昇は価格変動リスクが高く上昇が続いている銘柄が選考されており、過去の傾向を見ると、この状態は非常にリスクが高まっている状態と言えます。
下図は、過去1年間のヒストリカルボラティリティファクターの推移です。
過去の経験則通り、赤線が示すように、3月SQ後から価格変動リスクの高い銘柄が一気に売られたことが見て取れます。
下図は、過去1年間の長期の騰落率ファクターの推移です。
こちらも、赤線が示すように、3月SQ後から一気に売られたことが見て取れます。
さらに、下図は、過去1年間の株価水準ファクターの推移です。
こちらも、赤線が示すように、3月SQ後から一気に売られたことが見て取れ、未だに下落しています。
上記の各ファクターの推移を総合すると、3月SQを境に、これまで上昇を牽引してきた「高い価格変動・強いモメンタム・高い株価」といった特性を持つ銘柄群の利益確定売りが進んだと考えられます。
今後、再びこれらが買い戻されるのか、真逆の「低い価格変動・出遅れ・低い株価」といった銘柄群へシフトするのか、それとも「価格変動リスクの高い銘柄を循環物色」するのか等、見極が難しい市況環境となっています。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、基本的に市場平均に連動させながらプラスアルファを目指しておりますが、長い投資期間のなかにはハイリスク銘柄が上昇し続けることもあり、市場平均から劣後する時期もございます。
しかし、過去の経験則では、市況環境は循環しており、上昇しているからと言ってリスクの高い銘柄に投資することは非常に難易度が高く大きなリスクを伴います。
人は誰しも、儲け損なうと考えると焦りますが、資産形成を目的とする長期投資においては、運用ポリシーを機械的に継続することが実は安定運用に繋がると考えています。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロース偏重、業種偏重、為替感応度偏重が起こらないよう制約をかけながら、年率約13%程度のぶれに収まるよう銘柄分散を行いつつ、
「高収益・高成長・業績上方修正・高配当・割安」といった、個別企業が持つ優位性にフォーカスした「勝率の高い投資を自動で継続」する資産運用サービス
です。
「感情に左右されやすい人間」には難しい「一貫した運用」をテクノロジーを駆使し自動で行います。
これにより、損失を取り戻す力を示す「ソルティノ・レシオ」が非常に高い運用を、サービス開始から実現しています。
そのため、損失が多くなっている時に資金を投入し、逆に利益が多くなっている時にヘッジ機能を利用する等、
逆張り思考で運用を行うと効率的な資産形成に繋がる
のではないでしょうか。
運用開始からのパフォーマンス推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2024年3月末までの運用実績です。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報利用料・税金・売買コスト等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※実際にお客様へご提供した、モデルポートフォリオをもとに算出しています
運用開始からの利益口座比率の推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年3月末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出。
3月末時点の利益口座比率:97.5%(前月比 -0.3%)
下図は、現在当サービスをご利用されているお客様の「運用利回りと運用日数」の関係を示したグラフです。
運用日数が長いお客様ほど運用利回りが高くなっていることが見て取れます。
※運用利回り=(コストを含む実現損益÷投資元本)で算出。投資元本=(直近の運用資産総額-コストを含む実現損益)
※途中の入出金は考慮せず。そのため、大きな±利回りは外れ値とし、上下10データポイントを除外
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。
市況環境やご入金のタイミングにより、運用間もないお客様は一時的にマイナスとなる場合も多々あります。しかし、グラフが示す通り、長期で運用をおこなうことで、多くのユーザー様が高い利回りを実現しております。
少なくとも1年程度は運用を継続して頂き、資産形成に役立つかをご判断頂ければ幸いです。
X(旧Twitter)でも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。
X(旧Twitter)アカウント: @wealth_wing
↓↓↓↓↓↓↓
プライム市場だけで約1600銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。
詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。 ※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。 ※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会
<重要事項>
■口座開設
・お取引に関するご留意事項
・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。
・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。
・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。
・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。
・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
■投資一任契約に関するご留意事項
・スマートプラスと投資一任契約を締結した際には、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
・当社がお客様と締結する投資一任契約に基づき投資運用を行うもので、投資元本は保証されるものではなく、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。
・投資対象は、値動きのある国内の有価証券等となりますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。
・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。
・投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。
・表示される過去の運用成績については将来の運用成果を保証するものではありません。