2023年9月の運用実績をご報告!!
各指標の月間騰落率
日経平均: -2.34 %
TOPIX : -0.37 %(配当込み)+0.51 %
ダウ平均: -3.50 %
S&P 500 : -4.87 %
NASDAQ : -5.81 %
9月の市況概況
米国では、連邦準備制度理事会(FRB)が地区連銀経済報告(ベージュブック)を発表、「ほとんどの地域で、7月・8月は控え目に成長した」と評価したものの、新型コロナ禍後の強い消費を支える一因となっていた余剰貯蓄が尽き始めたことや堅調であった旅行需要も終盤にさしかかる等、景気の先行きに対する懸念も出始め、市場は下落基調からスタートしました(⤵)。翌週に発表された経済指標はまだら模様となり、上げ下げが激しい方向感のない展開となりました(→)。次の週には、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、金利据え置きが決定されました。しかしながら、FOMC参加メンバーの政策金利見通し(中央値)が、24年末で5.1%、25年末で3.9%となり、前回6月時点の見通しからそれぞれ0.5ポイントも引き上げられたことから金利の高止まりが懸念され、また、パウエル議長が記者会見で米国経済の先行きについてソフトランディングは可能としながらも基本シナリオとするのを避けたことも嫌気され、高金利の長期化と景気後退懸念から市場は大幅下落となりました(⤵)。月末には、7月のS&Pケース・シスラー住宅価格指数の発表があり、主要20都市で+0.9%と住宅価格は過去最高となる一方、住宅価格の上昇により8月の新築住宅販売件数は-8.7%と大幅に減少、また、9月の消費者信頼感指数は2カ月連続で低下し、特に期待指数は景気後退リスクを示唆する80を下回る73.7まで大幅に低下、長期化するインフレによりこれまで景気を支えてきた消費にも陰りが出始めており、米国市場は下落トレンドのまま月末をむかえています(⤵)。
ロシアでは、プーチン大統領と金正恩総書記が、ロシア極東アムール州の宇宙基地で会談、軍事協力などを協議しました。両国の協力が進むことによるウクライナ戦争の長期化が懸念されます。
経済協力開発機構(OECD)は、2024年の世界の実質経済成長率見通しを2.7%に下方修正しました。各国の金融引き締めに加え、中国の不動産市場の構造問題が響き、6月時点の2.9%から0.2ポイントの下方修正となっています。
中国では、不良債権問題・潜在成長率の低下・米国との対立等を警戒した海外マネーの引き揚げが加速、中国の経済成長を支えてきた直接投資が急減しています。
この様な外部環境のなか、日本では月初に7月の消費支出が発表され、前年比-5.0%と5カ月連続の減少、減少幅は2年5カ月ぶりの大きさとなり、物価高により消費者は節約志向へ向かっています。一方、企業はこれまでの内部留保志向から投資へと変化しており、国内設備投資及び研究開発投資の増加を予定するなど、強い投資意欲を見せ始めています。13日には内閣改造が行われ、過去最多となる5人の女性閣僚が誕生しました。21日・22日には、日銀の金融政策決定会合が開催され、金融政策の現状維持を全員一致で決定しました。FOMCと金融政策決定会合が終わり、「引締政策の長期化が予想される米国、逆に緩和政策を継続する日本」の構図が改めて明確となったことで円安が進行しました。月末には、岸田総理が経済対策の柱を表明し10月中の取りまとめを閣僚に指示、今年度の補正予算案も編成へ動き出しました。
経済対策の内容は、
① 物価高から国民生活を守る対策
② 持続的賃上げ、所得向上と地方の成長
③ 成長力につながる国内投資促進
④ 人口減少を乗り越え、変化を力にする社会変革の推進
⑤ 国土強靭化による、国民の安心・安全の確保
となりました。
実際、日銀が発表した8月のCPI加重中央値は過去最高の1.8%で物価高のトレンドは継続しており、今回の経済対策に大いに期待したいところです。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「高成長高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
月間で+2.56%、対TOPIX比では+2.05%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
この戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移は、 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+1.06%、対TOPIX比で+0.55%となっています。
9月の予想配当利回りについて
9月は中間決算の企業が多いため、9月28日の配当落ちにより中間配当分が運用損益額から一時的に減少いたします。しかし、2ヵ月~3ヵ月後には、ご指定頂いた配当金受け取り口座へ以下の金額が振り込まれます。
各戦略の予想配当利回りは以下となっております。
※9月27日の権利付き最終日引値で計算した利回り
コード | 戦略名 | 予想配当利回り |
---|---|---|
P01 | 財務健全高収益高成長ポートフォリオ | 2.02% |
P02 | バランス型高収益高成長ポートフォリオ | 1.98% |
P03 | 積極投資型高収益高成長ポートフォリオ | 1.93% |
P04 | 高効率高成長ポートフォリオ | 1.96% |
P05 | 高成長高キャッシュフローポートフォリオ | 1.96% |
P06 | 財務健全高キャッシュフローポートフォリオ | 1.97% |
P07 | 低リスク高収益高成長ポートフォリオ | 2.02% |
P08 | 低リスク高企業価値ポートフォリオ | 2.07% |
全戦略平均 | 1.99% |
受け取り配当金額の計算方法については、 こちらをご参考ください ⇒ 2023年9月の配当についてのご報告!!
月間パフォーマンスの背景
ファクター動向
9月は、7月・8月に続き上昇トレンドが続く割安・高配当銘柄が堅調となりました。
ファクターの推移を見ても、割安性ファクター・株主還元性ファクター・騰落率ファクターが大きくプラスとなっており、中間配当取りやPBR1倍割れ銘柄のアクティブETFの設定等により、バリュー優位・グロース劣後の二極化がさらに加速しました。
下図は9月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。
9月20日くらいまでは、バリュー優位・グロース劣後の二極化が加速し、同時に騰落率ファクターも上昇していることから「上がるバリュー株がさらに上がり、下がるグロース株がさらに下がる」という展開となったことが見て取れます。しかし、20日以降はこの流れが徐々に修正され、配当落ち後からは二極化修正の急激な反転が起きました。
次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。
PBR1倍割れ企業の資本効率改善期待や株主還元に積極的な企業を高評価する動き、さらにそれに乗ったテーマ投信の買い上がりにより、9月はこれまで以上にバリュー系ファクターの上昇が加速しました。しかし、配当落ち後からは、全く真逆の動きが大規模かつ急速に出始めています。
パフォーマンス
その様な市況環境のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がプラス、7戦略がTOPIXをアウトパフォームする結果となりました。
月間でTOPIXが+0.51%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+1.06%(配当込み)となり、6月・7月・8月に続き9月も市場平均を上回ることができました。
7戦略が市場平均をアウトパフォームした要因は、
上昇トレンドの割安・高配当銘柄に資金が向かうなか、大きく市場平均から露出している、騰落率ファクターとバリュー要素である「割安・高配当」特性が堅調となったことです。
トップの戦略だけが突出したプラスとなった要因は、
TOBが発表されたJMDC(4483)を保有していたことです。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。※特性は戦略毎に若干異なり、例図は今月のトップ戦略のポートフォリオ特性です。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロースに偏らない、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性をブレずに維持する運用
を行っています。
そのため、グラフが示す様に、「収益性ファクター・成長性ファクター」及び「割安性ファクター・株主還元性ファクター」が市場平均より大きく露出するポートフォリオ特性となっています。
※グロース系の「収益性・成長性」及びバリュー系の「割安性・株主還元性」は、同じ系列内でどちらかがマイナスとなる場合もありますが、トータルでバリュー系・グロース系が偏らないようなポートフォリオを構築しています ※財務健全性は投資対象をプライム市場に絞っていることで担保されていると考えているため、プライム市場の平均値よりマイナスとなる場合もありますこの様に、バリュー・グロースに偏らない、「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性を維持する運用を常時行っているため、バリュー・グロースどちらに投資するべきかを悩む必要はなく、両者の優位な点を合わせ持つポートフォリオをご提供しております。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、予測が難しい外部要因からのリスクを極力抑え、「高収益・高成長・業績上方修正・高配当・割安」といった、個別企業が持つ優位性にフォーカスした「勝率の高い投資を自動で継続」する資産運用サービスです。
「感情に左右されやすい人間」には難しい「一貫した運用」を、テクノロジーを駆使し行っています。
日々変化する株価や企業業績を考慮し、リスク・リターンを最適化しながら、勝率の高いポートフォリオ特性を維持し続ける運用。
この様な運用は、個人にはほぼ実現できない高度なデータサイエンスとポートフォリオマネジメント技術が必要となりますが、
ウェルスウイング(Wealth Wing)なら
「丸っとお任せ見ているだけ」
で高度な運用を手にすることが可能です。
さらに、市場の下落と言った外部要因からのリスクを抑えたい方は、スマートヘッジ機能を利用することで緩和することが可能です。
詳しくは、こちらをご参考ください ⇒ スマートヘッジ
運用開始からのパフォーマンス推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年9月末までの運用実績です。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、税金・売買コスト等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※実際にお客様へご提供した、モデルポートフォリオをもとに算出しています
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、ソルティ・ノレシオの高い運用を実現しており、大きく下落してもそれを上回る高い回復力を見せて来ました。
その理由は、外部環境によって一時的に売られたとしても、本質的な価値のある「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性を維持し続ける運用を行っているからと考えています。
ソルティノ・レシオが高い運用への効率的な入金タイミングは、大きく利益が棄損したときではないでしょうか。
運用開始からの利益口座比率の推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年9月末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出。
9月末時点の利益口座比率:82.8%(前月比 -16.5%)
9月は権利落ち分が損失として見えてしまうため利益口座比率も大きく低下しております。
下図は、現在当サービスをご利用されているお客様の「運用利回りと運用日数」の関係を示したグラフです。
運用日数が長いお客様ほど運用利回りが高くなっていることが見て取れます。
※運用利回り=(コストを含む実現損益÷投資元本)で算出。投資元本=(直近の運用資産総額-コストを含む実現損益)
※途中の入出金は考慮せず。そのため、大きな±利回りは外れ値とし、上下10データポイントを除外
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。
下図の赤い部分は運用日数が30日までの、運用間もないお客さまの利回りです。
市況環境やご入金のタイミングにより、運用間もないお客様は一時的にマイナスとなる場合も多々あります。しかし、グラフが示す通り、長期で運用をおこなうことで、多くのユーザー様が高い利回りを実現しております。
少なくとも1年程度は運用を継続して頂き、資産形成に役立つかをご判断頂ければ幸いです。
Twitterでも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。 Twitterアカウント: @wealth_wing
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プライム市場だけで約1800銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。
詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。 ※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。 ※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。▼アプリのインストールはこちらから!
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商号等:株式会社スマートプラス 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号 加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会 <重要事項> ■口座開設・お取引に関するご留意事項 ・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。 ・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。 ・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。 ・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。 ・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。 ・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。 ・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。 ・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。 ・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。 ■投資一任契約に関するご留意事項 ・スマートプラスと投資一任契約を締結した際には、所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。 ・当社がお客様と締結する投資一任契約に基づき投資運用を行うもので、投資元本は保証されるものではなく、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。 ・投資対象は、値動きのある国内の有価証券等となりますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。 ・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。 ・投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。 ・表示される過去の運用成績については将来の運用成果を保証するものではありません。