2023年2月の運用実績をご報告!!
各指標の月間騰落率
日経平均: +0.43 %
TOPIX : +0.91 %(配当込み) +0.95 %
ダウ平均: -4.19 %
S&P 500 : -2.61 %
2月の市況概況
米国では、月初に注目のFOMCが開催され、0.25ポイントの利上げを決定、政策金利の誘導目標を4.50%~4.75%としました。会合後のパウエル議長会見では、「インフレ率は依然として高いが幾分緩和した」とするものの「継続的な利上げが適切になるだろう」「少なくとも2回の利上げを協議している」と総合するとタカ派色の強い内容となり、特に労働市場が非常に強いと複数回言及し賃金インフレへの警戒感を示しました。しかし、市場はディスインフレを認識していることに反応、楽観ムードが広がり上昇基調となりました。ところが、週末に発表された1月非農業部門雇用者数は前月比+51万7000人と予想の+18万5000人を大幅に上回る衝撃的な数字となり、パウエル議長の懸念が現実となったことで市場は一転、上昇基調にあったNASDAQを中心に大幅下落となりました(⤵)。翌週には、決算発表がピークをむかえるなか、米国株の象徴であったGAFAMの決算が発表され、その全ての企業が10-12月期は減益となりました。さらに、他のFRB高官からも「政策金利は市場で予想されるよりも、より長期間、より高水準まで利上げの可能性がある」との発言もあり、NASDAQを中心に大幅下落となりました(⤵)。翌週には、1月の消費者物価指数が発表され、FRB高官から「インフレの持続性」に言及する発言が相次ぎましたが、市場は何故かインフレは緩やかに持続するもののノーランディングとなるのではと楽観的に見る向きが多くなっていました。しかし、1月の生産者物価指数が発表され、2022年6月以来の上昇幅となったことからインフレ継続を再認識、3月のFOMCで再び利上げ幅が拡大することを警戒した市場は下落に転じました(⤵)。翌週には、新規失業保険申請件数及び失業保険受給者数が発表され、予想に反して大幅な減少となり依然として雇用は堅調であることを再確認、市場は金融引締めの長期化とターミナルレートの上振れを懸念し下降トレンドのまま月末をむかえています(⤵)。
ウクライナ情勢は、侵攻1年の節目をむかえ、プーチン大統領は年次報告演説で国民の幅広い層に戦闘継続への支持と結束を呼びかけ、一方のゼレンスキー大統領も会見を開き全領土の奪還を誓うと同時に欧米諸国にさらなる支援を求めました。1年が経っても、戦争終結に向かうどころか益々戦況は泥沼化しており消耗戦の様相を呈しています。同時に、米中覇権争いも激化しており、米国と中国の二大大国による「世界の分断」も懸念されています。
この様な外部環境のなか、日本では日銀黒田総裁の後任人事が決まり、総裁は経済学者・植田和男氏、副総裁は前金融庁長官・氷見野良三氏、日銀理事・内田眞一氏が指名されました。これを受け市場は、急激な金融政策の変更はないと見る一方で、米国金利はさらに上昇する可能性があることから、再び為替は円安方向へ動き出しました。株式市場は、日本も緩やかに正常化へ向かうとの予想から金利上昇に強いバリュー銘柄に資金が向かう展開となっています。一方の経済活動は、1月の大手百貨店4社売上高は前年比で10~20%増、大手航空2社も22年4-12期決算の純利益が163億円と3年ぶりに黒字回復、さらに半導体不足の解消により1月の国内新車販売台数は前年比プラス16%と5ヵ月連続のプラス等、コロナ禍により落ち込んだ経済活動の回復が鮮明になって来ており、金融引締めの長期化が予想される米国市場と比較すると日本市場は相対的に堅調となっています。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「低リスク高収益高成長ポートフォリオ」でした。
月間で+6.61%、対TOPIX比では+5.66%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
この戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移は、 ※過去の実績であり、将来を保証するものではありませ。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+5.54%、対TOPIX比で+4.59%となっています。
月間パフォーマンスの背景
2月は、黒田総裁後任人事がリークされた10日以降から、上昇トレンドにあるハイクオリティ・バリュー銘柄が堅調となりました。ファクターの推移を見ても、割安性ファクター、株主還元性ファクター、成長性ファクター、騰落率ファクターが大幅プラスとなっており、次期総裁が経済学者・植田和男氏に決定し、緩やかに金融政策が正常化へ向かうとの見方から、金利上昇に強い好業績や高配当といった質の高い割安銘柄へ資金が向かったことが見て取れます。
下図は2月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。 1月はバリュー・グロースの逆相関関係に変化が見られ、グロース復活かが注目されましたが、金融政策の正常化を目指す次期総裁に決定したことを受け、強烈なバリュー優位の状況となっています。しかし、バリュー優位・グロース劣後といった二極化ではなく、成長性や業績の上方修正と言ったグロース要素も併せ持つハイクオリティ・バリュー銘柄が主役となっています。そして、この傾向は時価総額が小さい「小型株」に顕著に現れました。
次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。
1月は米国金利の上昇ピークアウトが視野に入り始め、市場は楽観ムードとなり割安なグロース株へ資金が向かいまいしたが、2月はFOMC後のパウエル議長会見やそれを裏付ける各種指標の発表もあり、米国市場が改めて金融引締めの長期化を織り込んでいくなか、次期総裁が決定した日本でも金利上昇が起こりえるとの見方から、日本市場では金利上昇に強い「成長余地のあるバリュー銘柄」への資金流入が加速しました。
その様な市況環境のなか、
1月に続きウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がプラスとなり、全戦略がTOPIXを大幅にアウトパフォームする結果となりました。月間でTOPIXが+0.95%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+5.54%(配当込み)となっています。
全戦略が市場平均を大きくアウトパフォームした要因は、
ウェルスウイング(Wealth Wing)の、バリュー・グロースに偏らない、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性を維持する運用
により、2月もバリュー要素の「割安・高配当」特性とグロース要素の「高収益・高成長」特性の相乗効果が発揮され、好業績や高配当のハイクオリティ・バリュー株物色の流れに乗ることができたからです。
具体的に確認して行きましょう。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。※戦略毎に若干異なります
グロース要素の「高収益・高成長」特性とバリュー要素の「割安・高配当」特性がバランス良く市場平均よりも大きく露出していることが見て取れます。
下図は、直近1年間のグロースファクターとバリューファクターの推移です。オレンジ面は、両者を均等に保有し分散投資した場合の推移です。
ウェルスウイング(Wealth Wing)のバリュー・グロースに偏らないポートフォリオ特性は、オレンジ面のような安定的な収益を実現します。
また、中央銀行の動きにより為替レートが上下に大きく変動するなか、安定的なリターンを実現しました。
下図は、2月の為替感応度ファクターの推移です。 新総裁決定の情報が流れた10日を堺に、円高に強い内需銘柄から円安に強い外需銘柄へ物色傾向が急転換しています。 しかし、為替感応度をニュートラルにコントロールしていたため、為替変動からの影響を最小限に抑制することができました。
バリュー・グロースは「金利の変化」、内需・外需は「為替の変化」であり、これらはマクロ要因の影響を強く受けるため、ウェルスウイング(Wealth Wing)では予測が難しいマクロ要因からの影響を受け難くするため、「バリュー・グロース」及び「内需・外需」に関しては市場に対してニュートラルとしています。
これにより、「金利の変化」・「為替の変化」といったマクロ要因からの影響を最小限にしつつ、個別銘柄固有の優位性
好業績・割安・高配当・上方修正サプライズ等
から得られる超過リターンだけを狙う効率的な運用を可能にしています。
その結果、下図の様な極めて安定した収益を積み上げることができています。※将来を保証するものではありません
さらに、ウェルスウイング(Wealth Wing)は、最低でも1ヵ月に1回はリバランスを実施し、時間のコントロール・保有量のコントロール・相関のコントロールによるリスクマネジメントを自動で行い、「予め定められたポートフォリオ特性を維持し続ける運用を行っている」ため、
無駄なリスクを抑制し、勝率の高いファクターに集中的に投資し続ける運用
を可能にしています。
この様な運用は、個人にはほぼ実現できない高度なデータサイエンスとポートフォリオマネジメント技術が必要となりますが、
ウェルスウイング(Wealth Wing)なら
「丸っとお任せ見ているだけ」
で高度な運用を手にすることが可能です。
運用開始からのパフォーマンス推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年2月28日までの運用実績となります。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
運用開始からの利益口座比率の推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年2月28日までの利益口座比率の推進です。 ※こちらは、各種コスト込みの実現損益から算出しています。
2月末時点の利益口座比率:99.4%
上記グラフをご確認いただくと、東証プライム市場全体が下がると、一時的に利益口座比率も低くなる局面があります。しかし、その後は回復していることが見て取れると思います。その理由は、ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供しているポートフォリオは優良銘柄を厳選して構築しており、これらが大きく売られる局面は逆に優良銘柄を安く購入できる機会になっていると考えております。
是非、ご入金やご出金のタイミングのご判断にご活用ください。
また、リスクは最小限に留めたいとお考えの方は、ロボアドで唯一のヘッジ機能を是非ご利用ください。アクティブ運用とヘッジ機能を組み合わせることで、リスクを抑えた株式投資を実現することができます。
詳しくは、こちらのコラムをご参考ください。=> リスク要因が山積する今、資産を守りながら運用するには
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プライム市場だけでも約1800銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用し、ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資してみてはいかがでしょうか。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
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iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。