先週の運用実績を解説(2022年 6/27~7/1)
各指標の週間騰落率
日経平均: -2.10 %
TOPIX : -1.16 %
ダウ平均: -1.28 %
S&P 500 : -2.21 %
週間市況概況
米国では、週前半に発表された6月消費者信頼感指数が市場予想を下回り、さらに期待指数は9年3ヵ月ぶりの低水準となったことから、年末までに景気後退入りするリスクが増大しているとの懸念が広がり大幅下落となりました。週末には注目された6月のISM製造業景気指数が発表され、新規受注は2020年5月以来の低水準となる一方で在庫は2010年以降の最高水準近くの上昇となり景気減速を確認、国債利回りは急低下しました。しかし、景気減速はインフレ抑制に繋がるため、金利上昇が和らぐとの見方から株式市場は終盤にかけて持ち直しました。パウエル議長は、「景気後退リスクよりも、インフレ抑制が最大の課題」としており、7月FOMCでは0.75ポイントの利上げ、その後は景気を判断しながらの政策運営が行われると予想されます。また、世界銀行のラインハート副総裁も経済のソフトランディングは、歴史的に見てとても難しい課題と述べるなど、様々な方面でリセッションを折り込み始めているようで、もう一段の下落を予想する向きも出始めています。
欧州では、トルコ・エルドアン大統領がこれまで反対していたフィンランド・スウェーデンのNATO加盟を支持するなど、ロシア・中国を強く牽制したメッセージを残しNATO首脳会議が閉幕しました。日増しに世界の二極化・分断が鮮明となってきており、地政学リスクの高まりが懸念されます。
この様な外部環境のなか、日本では金利上昇を抑制するための国債買入れオペレーションによって日銀の国債保有割合が5割を超す異常な状態となっており、円安の大きな要因となっています。しかし、米国経済のリセッション入りが現実となりつつあり、このまま緩和政策を続けても米国金利のピークアウトにより日米金利差の拡大が止まり円安もピークアウトするのではとの見方も出始めています。景気減速によるインフレ率低下が進めば円安要因による物価高も抑制される可能性がある一方で不景気による収入減少へつながる可能性もあり、金融緩和政策の出口は未だ見えない状況です。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「高効率高成長ポートフォリオ」でした。
週間で-0.10%、対TOPIX比では1.06%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で-0.51%、対TOPIX比で+0.65%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週は、先々週堅調であったグロース株が軟調となる一方でバリュー株が比較的堅調となりました。ファクターリターンを見ても、収益性ファクター・成長性ファクターが大幅にマイナス、割安性ファクター・株主還元性ファクター・騰落率ファクターがプラスとなり、先々週とは真逆の傾向であったことが見て取れます。
この様な状況のなか、 ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供している全戦略がTOPIXをアウトパフォームする結果となりました。アウトパフォームの要因は、TOPIXが下落基調となるなか、先々週に値ごろ感で買われたグロース株が売られる一方、下落に強い高配当銘柄が相対的に堅調となったことです。
先週のレポートで、
未だ高PERのグロース株は金利低下や一段の利益成長が起きない限り継続性には疑問が持たれます。
と述べましたが、下落トレンドが続いているなかでは継続的な買いは続かなかったようです。
ですが、米国のリセッション入りが濃厚となるなか金利上昇スピードの鈍化が予想され始めており、徐々にバリュー株からバリュエーション調整が済んだグロース株への資金シフトが起きる可能性があると考えています。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロースに偏らないポートフォリオ特性を自動で維持し続けるお任せ運用です。グロース優位の市場環境がいつ来ても対応できる状態を維持するためにリバランスを定期的に行っています。
プライム市場だけでも約1900銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用し、ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資してみてはいかがでしょうか。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。