2022年5月の運用実績をご報告!
各指標の月間騰落率
日経平均: +1.61 %
TOPIX : +0.69 %
ダウ平均: +0.04 %
S&P 500 : +0.01 %
5月の市況概況
米国では、月初に注目のFOMCが開かれインフレリスクを強く意識した内容となりました。会合後に行われたパウエル議長の会見でも、「労働市場は極めてひっ迫し、インフレ率は非常に高すぎる」「FOMCは0.5ポイントの利上げを決めた」「今後2回の会合で0.5ポイントの利上げが選択肢にある」と発言しインフレを抑制する姿勢を明確にしました。一方、懸念された急激な利上げに対しては「0.75ポイントの利上げは積極的に検討していない」との発言もあり、市場の反応は限定的となりました。しかし、「中立金利を必要であれば躊躇なく引き上げる」と会見で発言したことを受け、改めてFRBの強いタカ派姿勢を市場は認識、再びNASDAQを中心に大きな下落となりました。FRBはインフレ抑制と景気減速はコントロールできると自信を表していますが、これに反して小売りセクターが市場予想を下回る決算を相次ぎ発表、ハードランディングを意識した市場は一時年初来安値を更新しました。月後半では、5月FOMCの議事要旨が公開され、0.5ポイントの連続利上げは適切であり、ソフトランディングできるとの自信を示したことで市場はそれを好感、また悲観的になりすぎた小売セクターの決算も一転して上方修正が相次ぐなど週末にかけては上昇が加速しました。しかし、景気後退懸念が払拭されたわけではなく、景気減速を示す指標も徐々に目立ち始めており、ハードランディングに対する警戒感は根強く残っています。
ウクライナ問題は、良い方向への進展が全く見られないまま、9日のロシア戦勝記念日にモスクワでパレードが行われました。ここでのプーチン大統領の発言に注目が集まっていましたがサプライズはなく、長期化に舵を切った可能性が出てきています。一向に態度を変えようとしないロシアの脅威に対し、スウェーデン・フィンランドの2か国はNATOへの加盟を申請、中立を堅持していた国々でさえも身を守る姿勢を見せ始めています。一方、EUはロシアへの制裁によりインフレ圧力が非常に高まってきており金融引締めへ動き始めています。
中国では、上海に続き北京も3日間の外出禁止となり、当局はゼロコロナ政策を堅持する構えとなりました。これにより、世界のサプライチェーンはさらに混乱、中国自身の4月輸出も大幅に鈍化、4月小売売上高は前年同月比ー11.1%と2ヵ月連続マイナスとなり、ゼロコロナ政策の影響による景気減速が続いています。しかし、突如として外出禁止等の措置が解除され、さらに当局の経済回復へ向けた姿勢も見れたことから市場に安堵感が広がっています。
この様な外部環境のなか、日本でも決算発表が本格化し、今期下方修正は想定内でありながらも増配及び配当継続を発表する企業が相次ぎ、さらに過去10年で最多となる自社株による好需給から日本株は相対的に堅調を維持しています。また、コロナ感染者数の減少が鮮明となるなか、外食売上高は大幅なプラスに転じ、観光目的の訪日客増加を目指すための実証実験も始まる等、インバウンドによる国内景気の回復も期待されています。経済正常化に向けて期待が高まる日本市場、米国市場離れを指摘する声も聞かれます。しかし、飲料・食品を中心に値上げが相次ぎ、世界と比較して低いインフレ率であった日本でも国民生活に影響を与え始めており、日銀は金融緩和スタンスをどこまで続けるのかに関心が集まり始めています。また、国内の投資家は長期的に成長が期待できるとする米国へ資金をシフトしており、5年ぶりに投信の海外株残高が内外株残高を上回りました。今後の日本株への回帰を期待したいところです。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「バランス型高収益高成長ポートフォリオ」でした。
月間で4.64%、対TOPIX比では3.95%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
※過去の実績であり、将来を保証するものではありませ。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+3.38%、対TOPIX比で+2.69%となっています。
月間パフォーマンスの背景
5月初は4月に続きバリュー優位・グロース劣後の展開となりましたが、月後半にかけてはグロースの盛り返しがありました。
下図は5月に堅調であったファクターの推移です。
月初は決算ピークをむかえ、 「今期の業績下方修正は想定内におさまりながらも、増配を発表する企業」が相次いだことから、過剰な業績下方修正懸念で売られ過ぎていた好業績の割安銘柄に見直し買いが入りました。
月末にかけてはバリュエーション調整が進んだ高収益・高成長銘柄にも資金が向かいましたが、月間を通して利益修正サプライズファクターが一貫して堅調となっており、グロース・バリュー問わず来期好業績の銘柄が買われたことがファクター動向から見て取れます。
次はグロース系及びバリュー系ファクターの過去1年間の推移です。
昨年11月中旬から始まったグロース劣後・バリュー優位の二極化相場は、3月に大きく修正された後、4月から再び二極分化が加速し第2幕へ入りましたが、この動きは5月初でピークアウトしています。金融引締めへ動く米国市場につられる形で日本でも割高修正が続いていましたが、バリュエーション調整も進み二極化は沈静化しています。しかし、グロース優位の展開となるにはさらなる高成長が期待できる経済環境や金融緩和への転換が必要となるため、直ぐにグロース優位の市況に転じると考えるのは時期尚早ではないでしょうか。
この様に株式市場が目まぐるしく変化するなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全ての戦略がプラス、さらにTOPIXを大きくアウトパフォームする結果となりました。
TOPIXが+0.69%となるなか全戦略の平均パフォーマンスは月間で+3.38%、TOPIX対比で+2.69%と市場平均を大きくアウトパフォームしています。
5月の大幅アウトパフォームの要因は4月と同様、正にウェルスウイング(Wealth Wing)の運用ポリシーである、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」といった、
ディフェンシブ性も兼ね備えた超優良企業へ投資し続ける
ことでした。これにより、二極化相場かそうでないかに関わらず、安定的な利益を積み上げています。
・配当に関しても、運用していた3月決算銘柄で増配を発表した企業が相次ぎました。
6月前後からWealthWingの口座もしくはご指定の銀行口座に順次配当金が入金されます。アプリに表示されている運用損益は、配当金が運用口座に振り込まれないと配当金が反映されないため配当金分を損しているように見えますが、こちらも考慮して損益を計算して頂けると幸いです。※対象は、3月の権利付き時点で保有していた銘柄です。詳細は、こちらをご参考ください。※2022年3月の配当についてのご報告!!
・TOBに関しても、保有銘柄であった近鉄エクスプレス(9375)に対するTOBが発表され、今月のリターンに大きく寄与しました。
3月末時点の株主名簿をもとに公開買付者からTOBに関わる連絡がお客様宛に届きますが、保有していた近鉄エクスプレス株は既に市場にてTOB価格で売却を済ませております。ウェルスウイング(Wealth Wing)はTOB銘柄への対応も自動で行われます。
運用開始からのパフォーマンス推移
2020年11月末(サービス開始)から2022年5月31日までの運用実績となります。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありませ。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
「日本株は儲からないという固定観念」は間違いかもしれません。為替リスクを取らずに、日本の超優良企業に投資し続ける資産運用サービスも資産形成の一つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ
を自動で維持し続けます。
アプリの戦略タブを開くと現在運用中のポートフォリオの特性をレーダーチャートでご確認いただけます。
東証一部だけでも約2200銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用し、ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資してみてはいかがでしょうか。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。