先週の運用実績を解説(2022年 4/18~4/22)
各指標の週間騰落率
日経平均: +0.04 %
TOPIX : +0.47 %
ダウ平均: -1.86 %
S&P 500 : -2.75 %
週間市況概況
パウエル議長はIMFの世界経済に関する討論会で「5月のFOMCで0.5ポイントの利上げが選択肢にある」と述べるなど、米国の金融政策は日増しにタカ派姿勢を強めており、市場では5月のFOMCで0.5ポイントの利上げを予想しています。これにより再びグロース売りが加速し、NASDAQ指数は今年の2月・3月に付けた安値に近づいています。
フランスでは、マクロン氏の大統領再選が決まりましたが、フランスでも国民の関心は高まる物価に集まっています。
中国では、ゼロコロナ政策による都市封鎖の影響により、2022年1-3月期実質GDPは前年比+4.8%となり、成長率目標に及びませんでした。ゼロコロナ政策によるサプライチェーンの混乱も世界のインフレ圧力を高める一因となってきています。
また、インフレ圧力の大きな要因となっている資源高を招いているウクライナ問題ですが、好転する兆しは一向に見えず、むしろ徹底交戦の様相を呈しており、5月9日のロシア戦勝記念日に向けて戦闘が激化しています。
この様な外部環境のなか、黒田総裁は訪問先のニューヨークで講演を行い、「日本は個人消費の回復が遅れており、金融緩和で経済活動をしっかりとサポートすることが必要」だと述べるなど、金融緩和政策の継続を内外にアピールしており、円安には言及しない姿勢を見せています。しかし、過去の円安局面と現在は大きく異なり、円安によるネガティブな影響を受けやすいとの指摘もあり、海外と比較すればまだ低いインフレ率ですが、日本は所得の上昇が追いついていないためインフレの影響は各国と同様に強まっています。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「高成長高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
週間で+0.65%、対TOPIX比では+0.18%となり、TOPIXをアウトパフォーム!!
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で+0.10%、対TOPIX比で+0.37%となっています。
週間パフォーマンスの背景
今週は再びグロース劣後・バリュー優位の展開が加速しました。ファクターリターンを見ても、収益性ファクター・成長性ファクターがマイナス、一方で割安性ファクター・株主還元性ファクターがプラスとなっており、グロース・バリューの二極化が鮮明となったことが見て取れます。
この様な状況のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供している8戦略中7戦略がTOPIXをアンダーパフォームする結果となってしまいました。ウェルスウイング(Wealth Wing)は、グロース・バリューに偏らないバランスの良い好業績の割安銘柄に投資していますが、決算発表を控えるなか、業績下方修正による下落を懸念する動きから、割高・割安を問わず好業績銘柄が軟調となったことがマイナス要因です。
しかし、現在の好業績銘柄は歴史的な割安水準まで売られており、複合的な悪材料による業績悪化は十分に織り込んでいると考えています。むしろ、割安な好業績銘柄の業績下方修正が想定内であれば、売られ過ぎの修正が始まる可能性があります。継続的に好業績を維持している銘柄は、悪環境を乗り越えてきた実績がありますので、ゴールデンウイーク明けからの割安好業績銘柄の見直し買いを期待したいところです。
ただし、ゴールデンウイーク期間中は海外重要指標の発表もあり、海外市場は大きく変動する可能性があります。
不測の事態による価格変動リスクを抑えたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する、ロボアド初のヘッジ機能(特許取得)をご検討してみてはいかがでしょうか?低コストで簡単に市場リスクをコントロールできるので、上下に振らされる不安定な動きを抑制することが可能です。 詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。