先週の運用実績を解説(2022年 2/28~3/4)
各指標の週間騰落率
日経平均: -1.85 %
TOPIX : -1.67 %
ダウ平均: -1.30 %
S&P 500 : -1.27 %
週間市況概況
ウクライナとロシアによる2回目の停戦交渉が行われるも期待する結果は得られず、ウクライナ情勢はさらに悪化へ向かっています。この様な状況のなか、米国ではパウエル議長が議会証言で「3月のFOMCで0.25ポイントの利上げを提案したい」と発言しインフレ抑制に対する金融政策は粛々と進める姿勢を見せました。しかし、ウクライナ情勢悪化による景気後退リスク懸念もあり、FRBはインフレ抑制と景気後退回避といった極めて難しい政策運営を余儀なくされています。
一方、世界各国が行ったロシアへの厳しい経済制裁により、天然ガス、小麦、木材、魚介類のみならず、希少資源までも調達危機が訪れる可能性が高まっており、世界的なインフレ高進は避けられない状況です。
この様な外部環境のなか、日本市場では日銀によるETF購入の副作用が出始めており、2021年2月をピークにNT倍率は低下を続け、寄与度の高いハイテク株中心に軟調が続いています。パッシブ運用の仕組みである「上がるから買わざるを得ない、買うからまた上がる」状況から、「下がるから売らざるを得ない、売るからまた下がる」という巻き戻しが起きており、この傾向は世界各国の市場でも見られ、「金融緩和によるパッシブバブル」の崩壊が始まっているとの見方もあるようです。そのため、パッシブ運用の陰でこれまで割安に放置されていたバリュー株へ退避的な動きも相まって資金が向かっています。今後、日本でもインフレ圧力の高まりが予想されるため、バリュー優位の傾向は短期的な動きにとどまらないとの見方もでています。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「財務健全高収益高成長ポートフォリオ」でした。
週間で4.16%、対TOPIX比では5.83%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
また、ウェルスウイング(Wealth Wing)が提供する8戦略の平均パフォーマンスも、週間で+3.25%、対TOPIX比で+4.92%となり、TOPIXがマイナスとなるなか全戦略が逆行高となりました。
週間パフォーマンスの背景
先週はウクライナ情勢がさらに悪化したことを受け、成長株から「上昇傾向が続く優良銘柄への退避的な動き」が強まりました。ファクターリターンを見ても、割安性ファクター、株主還元性ファクター、騰落率ファクターが大幅にプラス、成長性ファクターが大幅にマイナスとなっており、上昇傾向が続くクオリティ銘柄が相対的に堅調であったことが見て取れます。
この様な状況のなか、 ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供している全ての戦略がTOPIXを上回り、全戦略平均パフォーマンスはTOPIX対比+4.92%と大幅にアウトパフォームしています。TOPIXが-1.67%、日経平均が-1.85%と市場全体が大きく下落するなかで逆行高の結果を実現しました。
その理由は、グロース・バリューに偏らないバランスの良いクオリティ銘柄に投資し続けていることです。
長期の資産運用に向き合っていると、様々な市況環境に出会うことになります。そして、その時々で注目されるテーマがあります。しかし、テーマに乗った投資は、そのテーマの人気が無くなれば大きく下落するリスクを孕んでいる投資です。そのため、テーマがいつまで続くか?、次は何がテーマになるか?を見極め機動的に投資する必要があるので、テーマ投資は実は長期投資には不向きな投資手法となります。
長い目で見れば、 「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」といった超優良なクオリティ銘柄へ投資し続けることが結果的に安定的な運用益に繋がると私達は考えています。
しかし、優良銘柄といえども、コロナ禍や地政学リスクが高まった場合は大きな下落を避けることは出来ません。グローバルに様々なアセットクラスへ分散投資を行っていた場合でも、買いだけの運用手法では市場全体の下落を回避することは不可能です。市場全体の下落リスクを確実に緩和するためには、下落することで利益が上がる「売り」を行う必要があります。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、特許を取得したロボアド初のヘッジ機能をご提供しています。低コストで簡単に市場リスクをコントロールできるので、世界市場の暴落に備えることが可能です。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。