2024年2月の運用実績をご報告!!
各指標の月間騰落率
日経平均: +7.94 %
TOPIX : +4.89 %(配当込み)+4.93 %
ダウ平均: +2.22 %
S&P 500 : +5.17 %
NASDAQ : +6.12 %
2月の市況概況
米国では、連邦準備制度理事会(FRB)の複数の高官から早期の利下げに慎重な発言が相次ぎましたが、ハイテク株を中心に好決算も相次ぎ、ニューヨークダウ、S&P500の両指数は最高値を更新、NASDAQも上昇(⤴)。翌週には、1月の消費者物価指数(CPI)が発表され、前年比+3.1%と予想の+2.9%を上回る結果となり、また、1月の生産者物価指数(PPI)は前月比+0.3%と予想+0.1%を上回る大幅な伸びとなったことで、根強いインフレを再確認し下落(⤵)。翌週には、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開され、「政策金利はピークに達した可能性高い」とするも、ほとんどの参加者が「利下げを急ぎすぎることにリスク」「時間をかけて経済データを見極めることが重要」との認識が明らかとなり、改めて利下げ時期が遠のいたことを確認し、利益確定の売りが広がりました。しかし、注目を集めていたNVIDIAの決算が発表され、売上高が前年比の3.7倍となったことが伝わるとNASDAQを中心に大幅上昇(⤴)。月末には、1月の個人消費支出物価指数(PCE)が発表され、前年比+2.4%となり、2021年2月以来の低水準となったことで6月の利下げ観測が強まり上昇、緩和局面に強いNASDAQはその流れを受け、2021年11月以来の最高値を更新、NVIDIAは初めて2兆ドルを突破する勢いとなっています(⤴)。
ロシアでは、プーチン大統領が年次教書演説を行い、「国民の圧倒的多数がウクライナ侵攻を支持している」「ロシアの戦略核兵器は完全な戦闘準備態勢にある」とし欧米諸国を牽制しました。
欧州では、スウェーデンが200年以上の中立政策から一転し、32番目の加盟国としてNATOへ加盟することが決まりました。
中国では、外資企業による中国への直接投資が、2023年は330億ドルと前年比でマイナス82%となりました。地政学リスクや改正反スパイ法施行の影響から、新規投資の抑制や撤退・事業縮小の動きが加速しており、30年ぶりの低水準となりました。
この様な市況環境のなか、日本市場は堅調な動きを見せ、2月22日に日経平均は市場最高値を更新、東京証券取引所の時価総額が上海証券取引所の時価総額を上回り、2020年6月末以来の世界4位に返り咲きました。経済面では、労使交渉でホンダが5%の満額回答、すかいらーくHDは6%と過去10年間で最大の賃上げを決定するなど、賃金も上昇傾向となってきています。金融面では、日銀・高田審議委員が講演で「(2%の物価安定目標について)実現が見通せる状況になってきた」「賃上げなど前向きな動きを春先に最終的に確認したい」と発言するなど、金融正常化への道筋も整いつつあり、次回の金融政策決定会合でマイナス金利を解除するのではないかとの声が出始めています。しかし、植田総裁は「緩和的な金融環境が当面続く可能性が高い」との認識を示しており、仮にマイナス金利解除となったとしても急激な利上げには繋がらないと予想する向きが多いようです。一方、政治面では、日経新聞が行った世論調査において「内閣支持率25%、不支持率67%」と過去最低となりました。政治資金問題への対応を78%が評価しておらず、岸田政権にとっては堅調な経済とは真逆の厳しい状況が続いています。海外投資家の中国離れによる日本株シフト、AI市場拡大による半導体需要の増加、新NISAによる個人マネーの流入等、大きなマネーフローの変化が起きており、日本株の好環境がどこまで続くかに注目が集まります。
月間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も月間成績が良かった戦略は、
「高効率高成長ポートフォリオ」でした。
月間で+2.66%、対TOPIX比では-2.27%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
・実績トップ戦略の年間推移
・実績トップ戦略の運用開始からの月次パフォーマンス推移 ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、月間で+2.33%、対TOPIX比で-2.60%となっています。
月間パフォーマンスの背景
ファクター動向
2月は、上昇トレンドにある好業績のグロース株が堅調となりました。
ファクターの推移を見ても、騰落率ファクター・予想修正サプライズファクター・収益性ファクター・成長性ファクターが大きくプラスとなり、3月のメジャーSQを控え、日経平均4万円を目指し指数寄与の高いグロース銘柄に資金が向かったことが見てとれます。
下図は2月に特徴的な動きをしたファクターの推移です。
2月はハイテク株を中心とした米国株の好決算の影響を大きく受け、日本市場でも半導体銘柄を中心に好業績のグロース株が強いモメンタムを伴って上昇しましたが、特にヒストリカルボラティリティファクターの上昇が特徴的でした。
ヒストリカルボラティリティファクターの上昇は、価格変動リスクの大きな銘柄ほど上昇したことを示しており、過去の傾向を見ると、上昇している銘柄がさらに勢いを伴って上昇した後は反動により大きな調整が起きています。
しかし、今回は「海外投資家の中国離れによる大きな資金流入・AI市場拡大による半導体需要の増加・新NISAによる個人マネーの流入」と、これまでとは次元のことなるマネーフローの変化が起きており、リスクが上昇しているにも関わらず緩やかな調整で終われば再び最高値更新を目指す可能性もあるため、バブルを過度に警戒して収益機会を逃さないよう慎重に状況を見極める必要がありそうです。
次は過去1年間のグロース系及びバリュー系ファクターの推移です。
2月は、1月とは真逆となり、グロース系ファクターが優位となりました。
これまでとは異なる新たなマネーフローにより、銘柄選別の傾向にも変化が生じてきている可能性があり、米国の金利上昇局面で健闘していたバリュー銘柄からグロース銘柄へ物色傾向が変化するかを注視する必要がありそうです。
パフォーマンス
その様な市況環境のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全戦略がプラスとなるも、全ての戦略がTOPIXをアンダーパフォームする結果となりました。
月間でTOPIXが+4.93%(配当込み)となるなか、全戦略の平均リターンは+2.33%(配当込み)となり、市場平均を大きく下回りました。
全ての戦略が市場平均をアンダーパフォームした要因は、
市場平均から大幅にアンダーウエートしているヒストリカルボラティリティファクターを含む変動性ファクターが大きくマイナスに寄与、これをグロース要素である「高収益・高成長」特性やバリュー要素である「割安・高配当」特性で賄えなかったことです。
下図レーダーチャートは、アプリで確認できるウェルスウイング(Wealth Wing)のポートフォリオ特性です。 ※特性は戦略毎に若干異なり、例図は今月トップパフォーマンスであった戦略のポートフォリオ特性です。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロースに偏らない、
「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオ特性をブレずに維持する運用
を行っています。
※グロース系の「収益性・成長性」及びバリュー系の「割安性・株主還元性」は、同じ系列内でどちらかがマイナスとなる場合もありますが、トータルでバリュー系・グロース系が偏らないようなポートフォリオを構築しています ※財務健全性は投資対象をプライム市場に絞っていることで担保されていると考えているため、プライム市場の平均値よりマイナスとなる場合もあります最もパフォーマンスが良かった戦略でも、ヒストリカルボラティリティファクター等を含む変動性ファクターが大幅に市場平均に対してアンダーウエートしていたためアンダーパフォームとなっています。
下図は、過去1年間のヒストリカルボラティリティファクターの推移です。
2023年11月から上昇に転じており、足元では価格変動リスクの高い銘柄が選考されていることが見て取れます。
下図は、過去1年間の長期の騰落率ファクターの推移です。
2023年11月から長期にわたり上昇傾向にある銘柄が選考されていることが見て取れます。
安定した上昇トレンドにある銘柄は、一般的には価格変動リスクが低い傾向がありますが、足元の上昇は「価格変動リスクが高く、かつ、上昇が続いている銘柄」が選考されており、過去の傾向を見ると、この状態は非常にリスクが高まっている状態と言えます。
しかし、ファクター動向でも言及しましたが、これまでとは次元の異なるマネーフローの変化が起きているとすれば、市場全体の価格変動リスクが上昇する過程である可能性もあり、リスク許容度を高める必要があるかを見極める必要がありそうです。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、バリュー・グロース偏重、業種偏重、為替感応度偏重が起こらないよう制約をかけながら、年率約13%程度のぶれに収まるよう銘柄分散を行いつつ、
「高収益・高成長・業績上方修正・高配当・割安」といった、個別企業が持つ優位性にフォーカスした「勝率の高い投資を自動で継続」する資産運用サービス
です。
基本的に市場平均に連動させながらプラスアルファを目指しており、市場全体のリスクが上昇するのであれば、それに連動するようにポートフォリオを最適化しており、
「感情に左右されやすい人間」には難しい「一貫した運用」をテクノロジーを駆使し自動で行います。
これにより、損失を取り戻す力を示す「ソルティノ・レシオ」が非常に高い運用を、サービス開始から実現しています。
そのため、損失が多くなっている時に資金を投入し、逆に利益が多くなっている時にヘッジ機能を利用する等、
逆張り思考で運用を行うと効率的な資産形成に繋がる
のではないでしょうか。
運用開始からのパフォーマンス推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2024年2月末までの運用実績です。
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報利用料・税金・売買コスト等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※実際にお客様へご提供した、モデルポートフォリオをもとに算出しています
運用開始からの利益口座比率の推移
ウェルスウイング(Wealth Wing)の2020年11月末(サービス開始)から2023年2月末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出。
2月末時点の利益口座比率:97.8%(前月比 -0.4%)
下図は、現在当サービスをご利用されているお客様の「運用利回りと運用日数」の関係を示したグラフです。
運用日数が長いお客様ほど運用利回りが高くなっていることが見て取れます。
※運用利回り=(コストを含む実現損益÷投資元本)で算出。投資元本=(直近の運用資産総額-コストを含む実現損益)
※途中の入出金は考慮せず。そのため、大きな±利回りは外れ値とし、上下10データポイントを除外
※過去の実績であり、将来を保証するものではありません。
市況環境やご入金のタイミングにより、運用間もないお客様は一時的にマイナスとなる場合も多々あります。しかし、グラフが示す通り、長期で運用をおこなうことで、多くのユーザー様が高い利回りを実現しております。
少なくとも1年程度は運用を継続して頂き、資産形成に役立つかをご判断頂ければ幸いです。
X(旧Twitter)でも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。
X(旧Twitter)アカウント: @wealth_wing
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プライム市場だけで約1600銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。
詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。 ※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。 ※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会
<重要事項>
■口座開設
・お取引に関するご留意事項
・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。
・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。
・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。
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・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
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・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。
・投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。
・表示される過去の運用成績については将来の運用成果を保証するものではありません。