先週の運用実績を解説(2025年 3/3~3/7)

各指標の週間騰落率
日経平均: -0.72 %
TOPIX : +0.99 %
ダウ平均: -2.37 %
S&P 500 : -3.10 %
NASDAQ : -3.45 %
週間市況概況
米国では、メキシコ・カナダに対する関税発動を翌日に控えるなか、発表された2月のISM製造業景気指数が予想を下回る一方、支払価格は予想を大きく上回り、景況感の悪化とインフレ再燃への懸念から市場は大幅下落でスタートしました。翌日には、メキシコ・カナダに25%、中国に20%の追加関税を発動、各国も反発し報復関税発動を発表しました。その間、地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表され、全体的に経済活動が「わずかに拡大」も6地区「変わらず」2地区「わずかに縮小」、一方、ほとんどの地区で物価が「緩やかに上昇」複数の地区で「上昇ペース加速」となり、ここでも関税による景気悪化とインフレ再燃懸念が顕著となりました。また、2月のADP雇用報告(前月比)が予想を大きく下回り、2月の人員削減数は前月比3.5倍と2020年7月以来の最高水準となり、堅調であった雇用にも陰りが見え始めました。さらに、貿易赤字を減らすための関税政策であったはずが、発表された1月の貿易収支(前月比・季節調整済み)が過去最高となり、トランプ関税前の駆け込み輸入が拡大したことが要因となっています。これらを受け市場は再び大幅下落、週末にパウエル議長が講演で「関税政策などで不透明感が高まっているものの、米経済と労働市場は引き続き堅調」「(政策の影響が)よりはっきりするのを待つ上で我々は良い位置にある」とし「(利下げについて)急ぐ必要はない」との見方を改めて示したことで持ち直すも、市場はトランプ関税に振り回される形となり、NYダウ・S&P500・NASDAQの3指数は揃って大幅下落で週末をむかえています。
中国では、日本の国会にあたる全人代(全国人民代表大会)が開催され、成長率目標を5%前後に据え置くとし、3年連続で成長率目標を維持、一方、GDPに対する財政赤字の比率を3%から4%に引き上げ景気刺激策を打つ姿勢を明確に示す一方、国防費は前年比+7.2%に増やし軍拡路線は継続する姿勢も見せています。そういったなか、発表された2月の消費者物価指数(前年比)が1年1カ月ぶりにマイナスとなり、特に牛肉と生鮮野菜が大幅下落、デフレ懸念が一段と強まり、財政相の会見では「国内外で起きうる不確実な要素に対応するため、十分な政策余地を残してある」とし、財政出動を拡大する用意があることも示しました。
この様な外部環境のなか、日本では、日銀の内田副総裁が講演で「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、それに応じて引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」とし利上げ継続の姿勢を改めて明言、想定ペースの利上げは「経済の反応を確認しながら進めていける」とその手応えを示しました。一方、日銀が重要視する賃金に関しては、春闘の傘下労働組合の賃上げ要求が平均6.09%と32年ぶりの高水準、中小企業に限ると6.57%と全体より高い要求水準となり、賃上げの機運は裾のまで広がり始めています。政治面では、来年度予算案が可決、高校授業料の無償化などを盛り込み修正、国会での当初案修正は29年ぶりとなりました。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、Wealth Wing(ウェルスウイング)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「バランス型高収益高成長ポートフォリオ」でした。
週間で+2.20%、対TOPIX比では+1.21%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、上記パフォーマンスには各種コストは含まれておりません。
Wealth Wing(ウェルスウイング)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で+1.94%、対TOPIX比で+0.96%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週は、円安メリットの高い小型バリュー株が堅調となりました。
ファクターリターンを見ても、割安性ファクター・株主還元性ファクター・為替感応度ファクターがプラスとなる一方、収益性ファクター・成長性ファクターがマイナスとなり、
米国株が大幅下落するなか日本では配当取りの動きもあり、円高で割安に放置されていた円安メリットの高い小型バリュー株に資金がむかったことが見て取れます。
その様な市況環境のなか、 ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供している全ての戦略がプラスとなり、全ての戦略がTOPIXを大幅にアウトパフォームする結果となりました。
8戦略の平均リターンは+1.94%と市場平均の+0.99%を大幅に上回りました。
全戦略が市場平均をアウトパフォームした理由は、
バリュー要素である「割安・高配当」特性が大きくプラスに寄与、さらに、市場平均よりもアンダーウエートしているヒストリカルボラティリティファクターもプラスに寄与したことです。
トランプ政権の関税政策に振り回される形で、景気後退とインフレ再燃への懸念から米国市場が大きく下落するなか、日本市場においては期末の配当取りの動きもあり、割安に放置されていた小型バリュー株に資金がむかったようです。
年初から、ウェルスウイング(Wealth Wing)の運用ポリシーである、「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」×「好業績」といった本質的価値のある銘柄群が「解約や利益確定により売り対象」となっていました。
そのため、先週のレポートでは以下を記載しました。
本質的価値のある銘柄群は、市場からの撤退で売られる傾向がありますが、投げ売りの後は優良銘柄が割安となるため絶好の買い場となる傾向にもあります。
本質的価値のある優良銘柄での運用は順張りではなく、逆張りの発想で、パフォーマンスの悪い時こそ投資すると安定運用に繋がるのではないでしょうか。
そして、正に
売りが一巡した2月後半から、割安となった「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」×「好業績」といった本質的価値のある銘柄群に資金が向かい、大幅下落する米国株や日経平均に逆行する形で上昇しました。
株式市場では、資金の循環が必ず起きます。
資金流出の時期には、本質的価値を無視した理不尽な投げ売りがでるため一時的にパフォーマンスが低下する傾向にあります。しかし、それをむしろチャンスと考え逆張りの発想で買い向かうことが重要ではないでしょうか。
Wealth Wing(ウェルスウイング)は、長期運用で資産形成を行う安定運用を目指しており、目先の大きな価格変動に振り回されることなく、本質的価値のある「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」×「好業績」のポートフォリオ特性を維持し続ける勝率の高い運用を継続しています。
この様に丁寧なリスクコントロールを絶えず続けることが、長期投資においては、高い安定性に繋がると考えています。
これを実現するには、日々変化する株価や企業業績を考慮し、リスク・リターンを制約付きで最適化する必要があるため、高度なデータサイエンスとポートフォリオマネジメント技術が必要となります。
しかし、この様な運用は個人にはほぼ実現できないのではないでしょうか?
Wealth Wing(ウェルスウイング)なら
「丸っとお任せ、見ているだけ」
で高度な運用を手にすることが可能です。
運用開始からのパフォーマンスの推移
Wealth Wing(ウェルスウイング)の2020年11月末(サービス開始)から2024年2月末までの月次運用実績となります。
グラフの各戦略ポートフォリオの「凡例をクリック」すると、詳細を確認することができます
※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。また、運用手数料は含まれていますが、情報料及び税金等は含まれておりません
※運用手数料:年0.99%(税込)、情報利用料:月330円(税込)
※上記パフォーマンスは、実際にお客様へ配分したポートフォリオをもとに、配当込みリターンを用いて算出しています
運用開始からの利益口座比率の推移
Wealth Wing(ウェルスウイング)の2020年11月末(サービス開始)から先週末までの利益口座比率の推移です。
※利益口座比率:当サービスを利用しているお客様の運用口座が利益となっている比率。コストを含む実現損益で算出
先週末時点の利益口座比率:82.8%(前週比 +5.8%)
X(旧Twitter)でも適宜情報をご提供させて頂いておりますのでご参考ください。
X(旧Twitter)アカウント: @wealth_wing
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プライム市場だけで約1600銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、Wealth Wing(ウェルスウイング)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、Wealth Wing(ウェルスウイング)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用してみてはいかがでしょうか。ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資することが可能です。詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。
商号等:株式会社スマートプラス
金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号
加入協会:日本証券業協会・一般社団法人日本投資顧問業協会・一般社団法人第二種金融商品取引業協会
<重要事項>
■口座開設
・お取引に関するご留意事項
・スマートプラスでお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
・株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。
・信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、委託保証金の額を上回る取引額の取引ができることから、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
・信用取引の委託保証金維持率や最低委託保証金額は当社から交付される契約締結前交付書面をよくお読みください。
・お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
・レバレッジ型・インバース型ETFは運用にあたっての諸費用等により対象とする原指標と基準価格に差が生じる場合があり、中長期にあたってはその乖離が大きくなる可能性があるほか、複利効果により利益を得にくくなる場合があります。
・当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。
・資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
・お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
■投資一任契約に関するご留意事項
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・当社がお客様と締結する投資一任契約に基づき投資運用を行うもので、投資元本は保証されるものではなく、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。
・投資対象は、値動きのある国内の有価証券等となりますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。
・投資一任契約お申込みの前に、契約締結前交付書面や約款等をよくご確認いただき、ご理解のうえお申し込みください。
・投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。
・表示される過去の運用成績については将来の運用成果を保証するものではありません。