先週の運用実績を解説(2022年 2/7~2/10)
各指標の週間騰落率
日経平均: +0.93 %
TOPIX : +1.66 %
ダウ平均: +0.43 %
S&P 500 : +0.08 %
週間市況概況
先週は米国市場で最も注目された1月の消費者物価指数(CPI)が発表され、+7.5%と約40年ぶりの高水準となり、コア指数も+6.0%と幅広い項目にインフレが波及していることを示しました。これを受け、戻り基調であった株式市場もNASDAQを中心に大幅に下落、改めて金利上昇に対する警戒感が高まりました。また、2月のミシガン大学消費者信頼感指数が-5.5%と約10年ぶりの低水準となり、物価が上昇する一方で消費者心理は悪化し始めていることから、インフレと景気動向の綱引きが続きそうです。
更にウクライナ情勢の緊張が非常に高まっており、北京オリンピック終了間際にもロシアが侵攻する可能があることを米国は念頭に置いているようです。これにより、WTI原油価格が94ドル66セントと2014年9月以来の高値をつけ、インフレをさらに後押しする形となっています。
この様な外部環境のなか、日本市場は決算発表ピークをむかえ好業績銘柄を中心に戻りを試す展開となりました。特に日本の製造業の利益率はコロナ前を大きく上回る結果となっており、米国金利の織り込みと海外投資家の売りが一巡すれば、業績好調な日本株を買い戻す動きも期待されます。しかし、岸田内閣が掲げる新しい資本主義に対する金融市場の評価は低く、日本株上昇の足枷になる可能性も指摘されています。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「財務健全高収益高成長ポートフォリオ」でした。
週間で2.05%、対TOPIX比では0.39%となり、TOPIXをアウトパフォーム!
ウェルスウイング(Wealth Wing)が提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で+1.67%、対TOPIX比で0.00%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先々週の戻りでは売られ過ぎたグロース株が上昇しましたが、先週はそれも続かずグロース・バリューによる選別というよりも、下落がきつかった銘柄群が上昇しました。ファクターリターンを見ても、騰落率ファクターが大幅にマイナス、流動性ファクターは大きくプラスとなっており、大幅に下落していた流動性の高い銘柄が買い戻されたことがファクター動向から見て取れます。
この様に先週は大幅に売られていた銘柄群への買い戻しの展開となりましたが、 ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供している8戦略中6戦略がTOPIXを上回り、全戦略平均パフォーマンスはTOPIXとほぼ同じ結果となりました。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、グロース・バリューに偏らないバランスの良いクオリティ銘柄に投資しており、全体としては相対的に上昇傾向にあるポートフォリオとなっています。そのため、シンプルに下落幅が大きな銘柄への買い戻しが起きた場合、戦略によっては若干TOPIXを下回ることもあります。しかし、極端なモメンタムの追及ではなく、クオリティ銘柄を選択していることで結果として上昇傾向のポートフォリオになっているだけなので、出遅れ銘柄物色の展開となった先週でも大きな影響を受けていません。
未だリスク要因は山積しておりますが、長期投資においてはこの様な時期は避けて通れません。もし、嵐が過ぎ去るまでリスクを抑えておきたいと思われる方はヘッジ機能の利用をご検討してみてはいかがでしょうか。ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)は、市場リスクを回避しながらも優良銘柄へ投資することが可能です。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。 スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
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iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。