先週の運用実績を解説(2022年 1/4~1/7)
各指標の週間騰落率
日経平均: -1.09 %
TOPIX : +0.17 %
ダウ平均: -0.29 %
S&P 500 : -1.87 %
週間市況概況
米国では1週間当たりの感染者数として過去最多の1日当たり40万人ペースでコロナ感染者数が拡大していますが、雇用はレジャー・接客を中心に予想を大幅に上回る数値で改善しており、オミクロン株の影響はまだ見られていません。しかし、航空便の欠航が相次ぐ等再び経済活動への影響が出始めており下振れリスクの可能性も出始めています。また、先月行われたFOMCの議事要旨が公開され、想定以上のタカ派的内容を受けNASDAQを中心に大幅な下落となりました。本来、金利上昇に弱いとされているグロース株ですが、キャッシュフローが潤沢で売上も伸ばしている大手ハイテク銘柄等は逃避資金の受皿になる一方で、実績が伴っていないグロース株は金利上昇の影響を強く受け大幅に下落、グロース株の中でも二極化が起きているようです。
一方、中国では規制強化や長引く恒大集団問題等の懸念材料はあるものの、サプライチェーン問題が解消傾向にあり、これに起因するインフレ懸念が後退。さらに新規貸出の伸びを示すクレジット・インパルスが上昇の兆しを見せており、中国経済は回復へ向かいつつあるようです。
この様な外部環境のなか、日本でも約3ヶ月ぶりにコロナ感染者数が2000人を超え、沖縄・広島・山口が蔓延防止等重点措置の対象区域となりました。また、米国の金利上昇を受け日本市場も大幅に下落。中国経済は回復傾向にあるものの米国金利の上昇がどこまで世界市場に影響を与えるか、警戒感からの新年度相場スタートとなりました。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「低リスク高収益高成長ポートフォリオ」でした。
週間で-0.25%、対TOPIX比では-0.42%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
Wealth Wingが提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で-0.64%、対TOPIX比で-0.81%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週は、極端なグロース株売り・バリュー株買いの展開となりました。先月から継続したいたバリュー優位相場ですが、FOMC議事要旨公開後のNASDAQ急落を受けこの傾向が加速した形です。ファクターリターンを見ても、収益性ファクター、成長性ファクターがマイナス、一方で割安性ファクター、株主還元性ファクターが大きくプラスとなっており、
当社でウオッチしているグロース・バリュースプレッドのグラフからもこの傾向が見て取れます。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、「高収益・高成長」銘柄を基軸に運用していますが、財務の健全性や株主還元性の高さを考慮にいれたバランスの良い銘柄選定を行っているため、極端な「グロース株売り・バリュー株買い相場」だった先週でも、その影響を大きく受けませんでした。米国ではグロース株であっても、業績の裏付けがあり財務が健全なグロース株は逃避資金の受皿になっており、ディフェンシブ銘柄の一角となっています。日本においても優良なグロース株がディフェンシブ銘柄として見直されることを期待したいところです。
さて、年が明けても、コロナ感染者数増加、インフレ懸念、米国金利急上昇、米国中間選挙、地政学リスク、株式市場と相性最悪の岸田政権等、リスク要因は山積しています。長期投資においてはこの様な不安定な時期は不可避ではありますが、もし不安を感じるようであればヘッジ機能の利用をご検討してみてはいかがでしょうか。ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能は、市場の急変動による大きな資産のぶれを小さくすることができます。 詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。