先週の運用実績を解説(2021年 11/29~12/3)
各指標の週間騰落率
日経平均: -2.51 %
TOPIX : -1.37 %
ダウ平均: -0.91 %
S&P 500 : -1.22 %
週間市況概況
米国では12月3日に期限をむかえる繋ぎ予算に対する懸念が高まっていましたが、米上下両院はつなぎ予算を来年2月18日まで延長する法案を賛成多数で可決しバイデン大統領の署名を経たことで、政府機関の一部閉鎖は当面回避されました。しかし、債務上限問題も期限が迫っており、イエレン財務長官は、「今月15日までの財政資金を確保しているが、その先は資金繰りが行き詰まる恐れがある」と警告し15日までに連邦政府の債務上限を引き上げるよう議会に要求しています。また、相次いで発表された経済指標は好調で、特に週末発表された11月非農業部門雇用者数、失業率ともに大幅な改善を見せ、テーパリングが加速し金利引き上げの時期が早まるとの見方が多くなっています。さらに、地政学リスクとしてロシアがウクライナ侵攻を計画しているとの報道が伝えられ、これによって資源価格の高騰が起こる可能性もありインフレに与える影響が懸念されています。
一方、ポジティブな材料として、ファイザーは来年3月にもオミクロン株対応ワクチンの供給が可能になるとの認識を示しました。しかし、世界中でオミクロン株の感染拡大が確認されており予断を許さない状況です。
このように不透明要因が山積するなか、週前半の日本市場はオミクロン株の影響を織り込む形で大幅に下落しましたが、週末には売られすぎからの自律反発となりました。世界的に見てもコロナ感染者数が圧倒的に低い日本ですが、11月の百貨店売上が大きく上昇するなど、経済回復の兆しも見え始めています。
オミクロン株に関しては感染力は高いものの重症化リスクは低いとの情報もあり、デルタ株感染拡大時よりは深刻にならないのではとの見方もあるようです。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「財務健全高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
週間で0.28%、対TOPIX比では1.65%となり、TOPIXを大幅にアウトパフォーム!!
ウェルスウイング(Wealth Wing)が提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で-1.31%、対TOPIX比で0.06%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週も、オミクロン株感染拡大懸念による影響を大きく受けましたが、「高収益・高成長」の優良銘柄を中心に運用するウェルスウイング(Wealth Wing)の8戦略平均パフォーマンスはTOPIXをアウトパフォームする展開となりました。その理由は、コロナ再拡大による景気減速とインフレ圧力の高まりが同時に起こりつつあり、スタグフレーションリスクに対する懸念が高まるなか、これに強い「財務健全かつ高収益の割安銘柄」へ買いが入ったことによるものです。ファクター動向を見ても、収益性ファクター、財務健全性ファクター、株主還元性ファクター、割安性ファクターがプラスとなっており、この傾向が見て取れます。
今週も、オミクロン株が世界経済に与える影響とインフレ圧力抑制に向けた金利上昇、この両者を見極める展開となりそうで、日々変わるヘッドラインニュースに振らされる不安定な市場が予想されます。
ですが、上述したようにウェルスウイング(Wealth Wing)は、「高収益・高成長」の優良銘柄を中心に運用しており、先週のように売られすぎからの自立反発局面では買われる傾向が高い銘柄群で構成されたポートフォリオとなっています。
売られすぎと考え、積極的にリスクを取る方にとっては押し目買いの好機でもあります。しかし、まだ不透明要因が多いと考え、逆にリスクを低減したい方はヘッジ機能の利用をご検討してみてはいかがでしょうか。ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能は前後・後場の寄り前にON/OFFが可能ですので、市場動向を見ながら機動的に、市場リスクをコントロールすることができます。
詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。