先週の運用実績を解説(2021年 10/4~10/8)
各指標の週間騰落率
日経平均: -2.51 %
TOPIX : -1.23 %
ダウ平均: +1.22 %
S&P 500 : +0.79 %
市況概況
中国市場は恒大集団問題や電力不足といったリスクの震源地であるにも関わらず、週末の大型連休明けは落ち着いた展開となりました。
米国市場はFacebookの大規模システム障害や原油価格続伸の影響を受け週前半は弱含みとなりましたが、週後半にかけては原油価格の落ち着きが見られたことで戻す展開となりました。しかし、週末の米雇用統計は予想よりも弱い数字となり、雇用の伸び悩みからの人手不足による賃金上昇圧力、さらに資源価格の高騰、サプライチェーンの混乱が加わり、改めてインフレ圧力の高まりを意識した長期金利の上昇が相場全体を重くしています。
日本を取り巻く外部環境がこの様な状況のため、日本市場も弱含みの展開が続いていますが、リスクの震源地である海外市場よりも日本市場の弱さが際立っていることに不安の声も聞かれ始めています。日経平均は8日連続の下落、TOPIXにいたっては9日連続で下落し、やっと週後半で下げ止まりを見せている状況です。確かに日本市場は中国経済や米国市場の影響を大きく受ける傾向にありますが、それだけでは説明が付かない日本固有のリスクが影響しているのではとの見方もあります。やはり、岸田政権に対する海外投資家の低評価と日本国内における低い内閣支持率といったなか、31日には総選挙が控えており積極的な買いは期待できないとの見方があるようです。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「財務健全高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
週間で-2.91%、対TOPIX比では-1.68%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
Wealth Wingが提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で-3.44%、対TOPIX比で-2.21%となっています。
週間パフォーマンスの背景
日経平均やTOPIXといったインデックスが8日以上の連続下落となるなか、先週も先々週と同様のファクター傾向が続きました。特に、成長性ファクター及び騰落率ファクターのマイナスが大きく、上昇していた成長株への売りがきつかったことを示しています。
一方、割安性ファクターと株主還元性ファクターは相対的に市場平均よりも堅調であったことを示していますが、成長株や日本市場自体の下落がきつかったため、ポートフォリオ全体をカバーしきれませんでした。
今週は日本市場の売られすぎが意識され、買戻し中心の動きとなる可能性がありますが、どこまで戻るかを注視する必要がありそうです。月末の31日には総選挙も控えているため、リスクを低減したいとお考えの方は、戻り過程でヘッジ機能の利用をご検討してみてはいかがでしょうか。上昇後の下落リスクへの不安を緩和することができます。また、ヘッジ機能は前場・後場の寄り前にON/OFFが可能ですので、市場動向を見ながら機動的に、市場リスクをコントロールすることができます。 詳しくは、( https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
https://bit.ly/3mPtcZ2
iOS
https://apple.co/3ptLYa3
※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。