先週の運用実績を解説(2022年 6/20~6/24)
各指標の週間騰落率
日経平均: +2.04 %
TOPIX : +1.68 %
ダウ平均: +5.39 %
S&P 500 : +6.45 %
週間市況概況
米国では、パウエル議長が議会証言で大幅な利上げや急速な利上げによる景気後退の可能性を認める発言をしましたが、これまでの楽観的な見通しから「現実を理解したうえでインフレと戦う姿勢」を見せたことを市場は好感し上昇からスタートしました。先週発表された中古住宅の価格中央値が+14.8%と過去最高となり販売件数は2年ぶりの低水準となるも、契約数が減少していたローンや新築住宅販売件数がここにきて増加、さらなる金利上昇を見越した一時的な駆け込み需要が起きているとの分析もあり、住宅価格の上昇に歯止めがかかるには時間が必要との見方もあります。この様にインフレ長期化の可能性が出てきているなか、6月のPMIは前月比-2.4ポイントと5ヵ月ぶりの低水準、特に新規受注が1年11ヵ月ぶりの低迷となるなど景気後退の前触れとも取れる結果となり、冒頭のパウエル議長の議会証言が現実味を帯びてきています。7月のFOMCでは再度0.75ポイントの利上げを支持する向きもあり、今週末発表される6月のISM製造業景気指数に注目が集まります。
ウクライナ情勢は益々泥沼化するなか、BRICS首脳会議が開かれ中国とロシアは対欧米で結束を強化、これに対して欧米諸国もG7サミットを開催し対ロ制裁の強化や中国に対する牽制で結束を強めており、世界の分断が鮮明となってきています。また、インフレに苦しむ欧米各国は相次いで利上げを実施、長期化する高インフレに各国国民の不満は日増しに高まっており、「世界の分断と高インフレ」によって高まる地政学リスクが懸念されます。
この様な外部環境のなか、日本では防衛費拡大に積極的な岸田総理がG7やNATOの会合に出席するなど、西側陣営での存在感をアピールしています。また、不安定な世界情勢によりエネルギー価格が急騰するなか経済産業省が節電を呼びかけるなど、いよいよ国民生活に大きな影響を及ぼし始めています。一方で、コロナ感染者数の減少により、県民割を利用した宿泊予約が半年で13万人、飲食店の売り上げも大幅に増加と、内需回復の兆しが見えてきています。本日、関東甲信越をはじめ各地で異例の早さの梅雨明けが発表されましたが、株式市場の梅雨明けも期待したいところです。
週間パフォーマンスが良かったWealth Wingの戦略は!?
この様な市況環境のなか、ウェルスウイング(Wealth Wing)で最も週間の成績が良かった戦略は、
「財務健全高キャッシュフローポートフォリオ」でした。
週間で-0.22%、対TOPIX比では-1.90%となり、TOPIXをアンダーパフォーム。
ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供する8戦略の平均パフォーマンスは、週間で-0.86%、対TOPIX比で-2.54%となっています。
週間パフォーマンスの背景
先週は、長期に渡り下落トレンドが続いていたグロース株が堅調となりました。ファクターリターンを見ても、収益性ファクター・成長性ファクターがプラス、一方で騰落率ファクターが大幅にマイナスとなり、これまで堅調であったバリュー株からバリュエーション調整が進んだグロース株への資金シフトが起きたことが見て取れます。
この様な状況のなか、
ウェルスウイング(Wealth Wing)でご提供している全戦略がTOPIXをアンダーパフォームする結果となってしまいました。アンダーパフォームの要因は、「グロース・バリューに偏らない運用」を行っていますが、足元堅調が続いた割安・高配当銘柄の下落を高収益・高成長銘柄の上昇でカバーしきれなかったことです。しかし、出遅れグロース銘柄への買いは値ごろ感からの動きであり、十分にバリュエーション調整が進んでいない未だ高PERのグロース銘柄は金利低下や利益成長のさらなる拡大が起きない限り上昇の継続性には疑問が持たれます。
世界的な金融引締め下の現在、グロース株の復活があるとすれば、やはり業績に裏打ちされた割安なグロース銘柄に資金は向かうのではないでしょうか。ウェルスウイング(Wealth Wing)は、「高収益・高成長」×「財務健全」×「割安・高配当」のポートフォリオを自動で維持し続けるお任せ運用です。長期に渡る資産形成においては、一時的な動きには左右されず、淡々と超優良銘柄に投資し続けることが結果的に安定したパフォーマンスにつながると私達は考えています。
ウェルスウイング(Wealth Wing)は、高度な分散投資を自動で行いながら優れたポートフォリオ特性を維持し続けるお任せ運用(ロボアド)です。
プライム市場だけでも約1900銘柄もあるなか、四半期毎の決算発表を考慮した好業績銘柄や高配当銘柄をご自身で探すことは時間と手間がかかります。
さらに、これらを高度に分散し投資するにはノウハウが必要なため、個人投資家の皆様にとってはとてもハードルの高い投資技術となります。
この様に質の高い株式投資を行うには「学習コスト・情報コスト・時間コスト」がかかります。しかし、ウェルスウイング(Wealth Wing)ならこれらを低コストで丸っとお任せで自動運用が行えます。
また、お客様自身が投資先企業の株主となるため株主優待がもらえる場合もあります。そして、これらの運用内容は全てリアルタイムで確認することができる
「極めて透明性の高い資産運用サービス」
となっています。
さらに、リスクを抑えながら株式投資を行ってみたいとお考えの方は、ウェルスウイング(Wealth Wing)がご提供するロボアド初のヘッジ機能(特許取得)を利用し、ボタン一つで市場リスクをコントロールしながら優良銘柄へ投資してみてはいかがでしょうか。詳しくは、(https://wealth-wing.com/smart-hedge/ ) をご参考ください。
スマートプラス 投資運用部
※WealthWingの各戦略の成績は「税引き前、配当込み、かつ各種コストを差し引く前のモデルポートフォリオのリターン」となっています。▼アプリのインストールはこちらから!
Android
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iOS
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※TOPIXは「配当込みのTOPIX」の数値を用いています。
※本記事の内容は本サービスの将来リターンを保証するものではありません。